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シムサーキット有限会社は回路シミュレーションに関連する技術/製品/サービスを提供する会社です。

技術情報/SPICE関連書籍BOOKS

SPICE Books

 フリーウェアとしても使用可能な規模制限なしのツールの出現で、SPICEについて書かれた日本語の書籍も、少し増えてきました。内容的には、大きく分けると

(1)SPICEツールの使い方やシミュレーションに関する解説(初心者向けから、熟練者向けでモデルにも言及という程度の差あり)
(2)主目的は回路の解説であり、その確認にSPICEを利用

の二種類に分類できます。この二つの内容が混在している場合が多いと思いますが、書籍を選ぶ時は、(1) , (2) のどちらを主目的として書かれているかを見極め、自分が何を求めるかを考慮して、選択することを推奨いたします。(2) の内容のものは、目的上、SPICEシミュレータの機能を奥深く解説してはいない場合もあるので、認識しておく必要があります。以下は、 (1) の内容で参考になる点が含まれるものという観点で選び、紹介しています。

書  名 著 者 初版出版 出版社
回路シミュレータLTspiceで学ぶ電子回路(第2版) 渋谷道雄 著  2016年11月 オーム社 
第1部LTspice基礎編では、ドットコマンドまでも含んだ詳細なLTspice使用法の紹介。第2部LTspice活用編では、電子回路の学習に主眼をおいて、シミュレータをそれにどう活用するかを解説しています。LTspiceの使い方に関する詳しさでは、他から抜きんでていると思われます。読者は、回路図ファイルをダウンロードして使用できます。
LTspice電子回路シミュレータ (I・O BOOKS) 北川章夫 著 2016年2月 工学社 
SPICEを熟知している大学教授によるLTspiceの使い方に関するコンパクトなマニュアル本。ビギナーにもお勧めできます。シミュレータ設定のちょっとしたコツや、他書にない回路の本質をとらえた内容など、大変参考になります。読者は、出版社サポートページより回路図ファイルや、4-3節補足、5-1節補足、新規5-4節のPDF資料を、ダウンロードして利用できます。   
Switch-Mode Power Supplies, Second Edition:
SPICE Simulations and Practical Designs
Christophe P.Basso  2014年8月   McGraw-Hill Education
スイッチング電源を、SPICE系シミュレータで解析する場合の方法をオリジナルモデルを使って解説しています。多くの市販のSPICEには、SMPSのライブラリ内にBassoモデルとして組み込まれているはずです。   
定番回路シミュレータLTspice 部品モデル作成術  堀米 毅 著 2013年5月 CQ出版社
第2部 部品モデル作りの基礎知識  は、本書にしかない内容で、参考になります。第3部 部品モデルの作り方 で具体的に個々のSPICE部品のモデリングを紹介しています。ただ一点残念なのは、個々の部品の並びがランダムで、受動部品から能動部品、ダイオード類はまとめて記載、という編集的な工夫が不足しており、読みにくさを感じる点です。 
電子回路シミュレータPSpiceリファレンス・ブック 森下 勇 著 2009年9月 CQ出版社
サブタイトル : 信号源の詳細設定からモデル作成入門まで
国内の書籍では、電子回路の動作説明の助けとしてSPICEを使用しているものは数は少ないながら見られます。しかし、SPICEそのものに注目して使い方を解説したものでは、入門レベルに留まっているものがほとんどのように感じます。本書は、SPICEの使用テクニックについて初級者から中級者にも参考になる基本および応用的な多くのテーマについて解説しています。使用ツールがPSpice以外でも考え方は流用可能です。目次が体裁的に見にくいのは残念です。
CQ出版社の本書紹介ページへ
   
  電子回路シミュレータPSpiceによるOPアンプ回路設計  遠坂俊昭 著   2009年7月 CQ出版社 
第1章 PSpiceによるOPアンプ回路設計の基礎 では、SPICEならではの検討が行われています。2章以降は、メインは回路解説です。1次ローパス特性だけをもつ簡単なOPアンプモデルなどを使って、色々なOPアンプ回路を紹介しています。使いたい回路がある場合は参考になります。   
トランジスタの料理法 柴田 肇 著 2007年5月 CQ出版社
サブタイトル : シミュレーションと実験で学ぶアナログ回路の構築技法
バイポーラ・トランジスタ回路を主に取り上げて、残念ながら体系的にではありませんが、基本から応用までの中で興味深いテーマが並んでいます。特に、負帰還に関するいくつかの部分は、類書ではこれまであまり詳しく紹介されていません。大変参考になります。本の内容に対応したPSpiceとSIMetrixの回路図ファイルが、CDで添付されていますので、シミュレータを用意すれば、自分で確認ができます。
Switch-Mode Power Supply Simulation:Designing with SPICE 3 Steven M.Sandler 2005年11月 McGraw-Hill Professional
Switching Mode Power Supply(スイッチング電源)の解析をIsSpiceで行う方法を解説。1997年初版本2の改訂新版という位置づけです。PFCに関する章が新たに追加されています。添付メディアがFDからCDに変わりました。
SPICEとデバイス・モデル 新原盛太郎 著 2005年10月 CQ出版社
IC回路設計を専門としている人が学ばなければならないバイポーラ・トランジスタの特性、等価回路について述べた本です。タイトルに関わらず、歴史的背景も含めてSPICEで使われているモデル以外のものについても論じています。
  電子回路シミュレータSPICE実践編 遠坂俊昭 編著 2004年5月 CQ出版社
PSpice入門編とは姉妹書という位置づけ。PSpice以外にMicro-Cap7/CQ版用のデータ、Appendix等での他ツールに関する記載により、タイトルがPSpiceからSPICEに微妙に変わっています。入門編で基本をマスターしたところで、より実践的な設計への応用です。取り上げられているのは、フィルタ回路、整流回路、伝送回路、負帰還回路、アンプ回路、PLL回路、OPアンプ・モデル、トランス・モデルなどです。回路解説中心で、SPICEツールそのものについての解説は、表面的な内容に留まっています。
復刻版 解析 OPアンプ&トランジスタ活用【オンデマンド版】 黒田 徹 著 2002年9月 CQ出版社
OPアンプの使い方、応用回路の紹介ではなく、OPアンプ内部回路を解析することにより、アンプ回路、アナログ回路を学習します。SPICE関連では、3章、4章に「10石OPアンプ」と「トランジスタによるICを越えるOPアンプ」のネットリストが載せられており、自分でも色々実験ができます。データとしてダウンロード等はできないようです。
電子回路シミュレーション 牛田明夫/田中衞 共著 2002年6月 コロナ社
「非線形科学・工学について、数学的、物理的基礎から工学研究の第一線までを体系的に習得するための専門教科書として編集された現代非線形科学シリーズ」の第7巻にあたります。「回路シミュレータを開発するための各種数値解析アルゴリズムと、SPICEを積極的に活用した新しい解析手法の開発などについて」述べられています。内容は上級レベルで、SPICEの内部でやっていることを理解した上で、新しい解析アルゴリズム、モデルの開発をしたい方向けのよい参考書となるでしょう。数式が多いです。   
Spiceを使った電子回路設計工学 黒瀬能聿/岡田和之 共著 2002年1月 森北出版
巻頭に「従来の電子回路の教科書の内容に解析だけでなく、設計の要素も盛り込み、大学レベルの新しいスタイルの電子回路の教科書を目指した」とあります。基本回路の動作をPSpiceを使って体験できるように、ネットリストが掲載されています。電子回路の勉強が楽しくできる教科書ではないでしょうか。付録としてPSpice評価版の入手方法、インストール方法、使用方法概要、文法が説明されています。
Switch-Mode Power Supply SPICE Cookbook Christophe P.Basso 2001年 McGraw-Hill
スイッチング電源を、SPICE系シミュレータで解析する場合の、ツールと方法を網羅。CD-ROMには代表的な4種類のシミュレータの評価版も入っています。サンプル回路/モデルの最新版は、著者のホームページから入手のこと。
はじめてのトランジスタ回路設計 黒田 徹 著 1999年5月 CQ出版社
サブタイトル−回路を設計製作しSPICEで検証! 1,2石の個別半導体回路から出発して段階的に石の数を増やし、実用回路に近づけてゆくアプローチをとっています。PSpice/CQ版とMicro-CapV/CQ版用の回路ファイルがFDで添付されています。   
  トラ技SPECIAL No.62 電子回路シミュレータの本格活用法 増山文夫 著 1998年4月 CQ出版社
Micro-CapVを使ったまさに本格的な活用事例が、豊富に載せられています。Micro-Capユーザー以外でもSPICE活用のヒントが得られます。電子回路の解説のためにシミュレータを使用しているというスタンスの書籍が多い中、ムック本ながらSPICE系シミュレータの活用法の真髄を広い範囲で詳しく解説している最高ランクに入る書籍の一つです。
SPICE  Second Edition Gordon W. Roberts, Adel S. Sedra 1997年 Oxford University Press
SPICEによる回路解析の方法と、設計へのSPICEの活用方法概略を解説することを目的として、カナダの大学(McGill大、Toronto大)の先生二人によって書かれた本の第2版。単にSPICEの基礎だけでなく実用レベルの基礎までを簡単な回路例によって示した良書です。この主旨は目次からも類推できると思います。シミュレータとしては、基本的にはPSpiceのstudent版を回路ファイル入力で使用しています。この回路ファイルはSPICE2系のシミュレータならば、大きな変更なしで使用できるはずです。主な回路ファイルは、著者のホームページ(Textbooks:のSPICE,2/eをクリック)より入手可能です。残念な点としては各章末の問題の解答がついていないことが挙げられます。
  Inside SPICE Second edition Ron Kielkowski 1997年 McGraw-Hill
SPICEの計算のアルゴリズムなど、使いこなすために必要なSPICEの仕組みを平易に解説しています。ウィンドウズ版RSPICE95がCDで添付されています。
  SPICE Practical Device Modeling Ron Kielkowski 1996年 McGraw-Hill
Inside SPICE の著者によるデバイスモデリングの解説書。DOS版のユーティリティプログラムがFDにて添付されています。
  [改訂版]SPICEによる電子回路の基礎 小高明夫・佐藤邦夫 著 1995年3月 東海大学出版会
電子回路の基礎の良い教科書です。第7章および付録A,Bに、SPICEについて、コンパクトですが的確な内容でまとめられています。特に、第2章の「ダイオード・トランジスタのモデル」と付録A「SPICEのトランジスタ・モデル」は、SPICEのデバイスモデル理解のヒントを与えてくれると思います。
The SPICE Book Andrei Vladimirescu 1994年 John Wiley & Sons
全400ページ、名前のとおりSPICEの使用法のすべてを網羅したテキスト。詳細なユーザーズ・ガイドとも言えます。対象とするSPICEは、SPICE2,SPICE3の限定をしておらず、ステートメントに違いがある場合は言及しています。
SPICEによる回路設計 J.A.コネリー/P.チェイ著/青木 均 訳 1994年5月 プレンティスホール/トッパン
原題−SPICEによるマクロモデリング。SPICE系シミュレータの限界に対する解決方法として生まれたマクロモデリングの詳細。
SPICEによる電子回路設計 John Keown著/ 町 好雄 監訳 1993年6月 東京電機大学出版局
サブタイトル−回路シミュレータPSpice入門。大学で学ぶ基本回路をPSpiceで解析しています。
SPICEによるOPアンプ回路の設計 岡村廸夫 著 1993年4月 CQ出版社
サブタイトル−OPアンプの動作がもうひとまわり深くわかる。SPICEを使ってOPアンプ回路の解析を行っており、実用的なOPアンプモデルも紹介されています。
  アナログICの機能回路設計入門(復刻版)
回路シミュレータSPICEを使ったIC設計法
青木英彦 著 1992年9月(復刻版2002年12月) CQ出版社
アナログASIC、バイポーラICの回路設計をしようという人を主な対象として、IC特有の考え方を基礎からわかりやすく解説。原本を高性能スキャナーで読み取り、印刷・製本をしたもの。本書で使われているSPICE回路ファイルの頒布はしていないようなので、SPICEの部分は練習問題ということになります。当サイトではできるだけTopSpiceの回路ファイル・サンプルとして本書の例題を採り上げたいと思います。
SPICEによるトランジスタ回路の設計  岡村廸夫 著 1992年6月  CQ出版社 
サブタイトル−新世代設計技術とデバイスモデリング。ダイオード、トランジスタ、JFETのSPICEモデルの独自の作成方法について解説しています。   
SPICEによるシミュレータ新活用法 岡村廸夫 著 1991年9月 CQ出版社
サブタイトル−パソコンを使った新世代設計技術マスタリング。岡村氏による三部作の一作目。SPICEを回路設計のアシスタントとして活用するためのノウハウを提案。
SPICEによる電子回路設計入門 ポール W.トゥネンガ著/松本敏之訳 1990年12月 CQ出版社
サブタイトル−回路シミュレータPSpiceを100%活用しよう。PSpice活用のヒント集。