TopSpice 8 マイナー・バージョンアップの方法
1. Launchプログラム起動時のダイアログで、右下にある"Help"ボタンをクリックします。
2. 開いたダイアログの下から2段目の左側にある"Check For Updates"ボタンをクリックします。
3. ブラウザに最新バージョンと現在使用中の製品のバージョンが表示されます。バージョンアップが必要な場合、"Download Updates"をクリックします。
4. 開いたページで必要な差分ファイル(Patch)を選び、任意のフォルダにダウンロードします。
5. 差分ファイルを実行し、既存のプログラムに上書きインストールします。パスワードを聞いてくるので、マイナー・バージョンアップ用のパスワードを入力します。
*最新の状態にするには、ユーザー様の現在のバージョンにより段階的にアップデートが必要な場合があります。
*これらのバージョンアップにおいて、アクティベーション・サーバーへのアクセスは必要ありません。
TopSpice 8 バージョンアップ履歴
-- 製品版 readmeファイルに英文の詳細な記載があります。
最新バージョン[8.98h] の機能アップ・変更項目概略
・シミュレーションの実行中にシミュレータ・ウィンドウを閉じた後にシミュレーションを再度実行するとクラッシュを引き起こすバグを修正。
・FILE タイプ信号源のバグを修正 (バージョン 8.98c 〜 8.98f のみ)。
・モンテカルロ シミュレーションのバグを修正 (バージョン 8.98c 〜 8.98f のみ)。
・MIC442xA モデルのバグを修正。
・同じ回路ファイルで複数回シミュレーションを繰り返すときのシミュレータのバグを修正。
・シミュレータ内蔵E DELAY信号源のバグを修正。
・シミュレータの RANDOM ソース・シード・オプション・パラメータが機能しない原因となるバグを修正。
・UCx844 および UCx845 モデルのバグを修正。
・挿入された画像ファイルを開けない場合、回路図エディタにエラーメッセージが表示されるようになった。
・シミュレータver. 8.97のバグを修正。スイッチデバイスを使用してAC 解析を実行すると、特定の条件下でプログラムのクラッシュを引き起こす可能性があった。
・UCx842 および UCx843 モデルを改良。
・一部のダイオード・モデルをシミュレートする際に発生したダイオード AREA デバイス・パラメータのバグを修正。
・ゼロ以外の RG パラメータ値を持つ GASFET モデルをシミュレートする際のバグを修正。
バージョン[8.97a] の機能アップ・変更項目概略
・このアップデートの最小システム要件は、Windows 7 SP1 (Service Pack 1 適用)、1GB RAM、および Intel
Core または互換性のある CPU。 Windows XP のインストールはサポートされなくなった。
・ドキュメントを更新。
・パフォーマンスを向上させ、新しいセキュリティ標準に準拠するためにシミュレータプログラムを更新。
・V 電圧および I 電流ソース FILE オプションにおいて、エラーを発行する代わりに、データファイル内の重複した時点を無視するように変更。
・論理シミュレーションは 2E9 論理ステップに制限されなくなった。 デフォルトのロジックステップは 10ps になった。
・.DISTO シミュレータ・コマンドはサポートされなくなった。
バージョン[8.96c] の機能アップ・変更項目概略
・逆双曲線関数 ACOSH および ASINH がシミュレータの数式で使用できるようになった。
・TopSpice 10 .TSC 形式の回路図ファイルを開くオプションを追加。
・MOSFET デバイスの NRD および NRS パラメータのデフォルト値を、HSPICE および PSpice との互換性のために 0 に変更。
・Model Libraries Database アプリケーションにおいて、一部のシステムで誤ったフォント サイズを表示するバグがあるのを修正。
・回路図エディタの ver. 8.91a 〜 8.95a で作成されたバックアップ回路図ファイルにおけるバグを修正。
バージョン[8.95a] の機能アップ・変更項目概略
・モデル・ライブラリを更新。
・ドキュメント(英文)を更新。
・TopViewの新しい "Edit|Graphics"コマンドを追加。プロットにユーザーのグラフィック(矢印、直線、長方形、円、楕円)を描くことが可能。
・ユーザー部品ファイルに、大きなネットリストのモデルを組み込めるように改良。
・74HC1G と 74HC1GTロジックシリーズのモデル・ライブラリを追加。
・CMOSとTTLのロジック・ファミリー・モデルを改良。
・MOSFETのDC動作点ポイント計算による電力値の回路図表示のバグを修正。
・シミュレータ式に、ATAN2(y,x),BUF(x),INV(x)という関数を追加。
ATAN2(y,x):y/xの4象限逆正接を求める
BUF(x):x>0.5ならば1,さもなければ0
INV(x):x>0.5ならば0,さもなければ1
・E電源にDELAY機能を追加。E電源の入出力に時間的遅れを設定できる。構文:Ename n+ n- DELAY in+ in- delay
・E電源にINTEGRAL機能を追加。E電源の入出力に時間積分を設定できる。
構文:Ename n+ n- INTEGRAL in+ in- max min reset [gain] [IC=v] [VMIN=vl]
[VMAX=v] [LIMITS=vl,vh]
・回路図エディタの"Tools|User Part|Import model"コマンドで、非常に多くのモデルを含んだライブラリファイルを開く場合に発生していたバグを修正。
・回路図エディタの回路図スクリーンの背景色をグレーにする"Options|Display Mode|Grey Background"コマンドを追加。
・TopViewに、"Cursors|Copy value to clipboard" コマンドを追加。読み取りカーソルがあるポイントのX,Y値をクリップボードにコピーできる。
・複数ページの回路図で、特定の条件下で発生した、回路図エディタがクラッシュするバグを修正。
・フォトカプラPC817モデルのシンボルピンのミスマッチ修正、解析精度の向上。
バージョン[8.90b] の機能アップ・変更項目概略
・モデルライブラリを更新。
・ドキュメントの更新。
・回路図エディタに、新しいコマンド"Insert|Picture"が追加された。回路図ページにオブジェクトとして画像ファイルを挿入することができる。
サポートされる画像ファイル・フォーマットは:JPEG、PNG、BMP、TIFF。
・回路図エディタに、新しいコマンド"View|DC Bias Device Power"が追加された。シミュレーションの実行後、回路図上のデバイスのところにDC動作点電力値を表示することができる。表示されるデバイス型式は:抵抗(R)、ダイオード(D)、BJTs(Q)、JFET(J)、MOSFET(M)、電圧源(V)。
・回路図エディタに、新しいコマンド"File|Open In New Window"が追加された。現在開いている回路図に加えて、新しい回路図を別ウィンドウに開くことができる。
・デバイスの最大許容損失特性を指定するデバイス・パラメータPMAXを追加。
もし、デバイスのDCオペレーティングポイント電力が指定されたPMAX値を上回るならば、電力値は回路図上で赤い色でハイライトされる。
PMAXパラメータは、以下のデバイス型式において指定できる:抵抗(R)、ダイオード(D)、BJTs(Q)、JFET(J)、MOSFET(M)。
・デバイスの最大許容電流特性を指定するデバイス・パラメータIMAXを追加。
もし、デバイスのDCオペレーティングポイント電流が指定されたIMAX値を上回るならば、値は回路図上で赤い色でハイライトされる。
IMAXパラメータは、以下のデバイス型式において指定できる:ダイオード(D)、BJTs(Q)、JFET(J)、MOSFET(M)。
・負の数のX値についての ^ 累乗/ベキ指数演算子のデフォルトの計算法を、LTspiceコンパチブルに変更。
・累乗/ベキ指数演算子の^と**の計算法を指定するオプション.OPTION EXPR^ABS(X<0のときPSpiceコンパチ)と.OPTION
EXPR^LTS(X<0のときLTspiceコンパチ)をシミュレータに追加。
・シミュレータのPOW(x)関数におけるエラーを修正。
・モンテカルロ解析において、キャパシタのパラメータとしてRSERがあった場合に発生したバグを修正。
・Excelデータを、SchematicEditorのテキストボックスに貼り付けたときに、列タブスペースが保持されるようになった。
・Vishay社のオプトカプラ・モデルのシンボルピンの不一致エラーを修正。
・各種ダイアログ・ウィンドウのフォントを大きなものに変更。
・回路図エディタの "User Part|Import Model" 機能において、Unixフォーマットのモデルを処理しようとしたときのバグを修正。
・2種類の違ったタイプの変数を、一つのプロットに表示するための左右y軸表示のサポートを追加。
・プロット1のための右y軸オプションを設定する#AUTOPLOT YRIGHTコマンドを追加。
・プロット1のための右y軸ラベルを設定する#AUTOPLOT YRLABELコマンドを追加。
・プロット1のための右y軸の上下限と刻み幅を設定する#AUTOPLOT YRAXISコマンドを追加。
・SMPSのPWMコントローラUCx846モデルを改良。
・TopViewに、Bode plot機能を追加。Bode plotを選ぶと、同一プロット上にゲインと位相のグラフを表示する。(自動的にゲインと位相を別プロットに分けて表示する機能も、Autoのままにしておくことで、これまでと変わりなく使用可能。)
・FRAシミュレーション結果は、Bode plot機能で表示される。
・Top Viewに 新しく "Plot|Bode Plot"コマンドを追加。
・TopViewコマンドに新しく#AUTOPLOT BODEを追加。
・回路図エディタの"Simulation Setup" "Autoplot setup"ダイアログにBode
plotオプションを追加。
・シミュレータの非線形ABMキャパシタ機能におけるバグを修正。
・回路図エディタで、Edit-->Select Mode-->Allを選んだとき、一定の条件下でプログラム・クラッシュが起こるバグを修正。
・VBICモデルの温度依存性のバグを修正。
・SMPS(スイッチング電源)のBassoモデルをTopSpice用に最適化し、これまでの20倍の速度を実現。すべてのモデルをExampleファイルとしてライブラリに収録。場所:Examples-->SMPS-->Basso。Bassoモデルの最新情報は、書籍「
Switch-Mode Power Supplies, Second Edition:
SPICE Simulations and Practical Designs」参照。
・"Simulation Setup"コマンドの"Save Data" 設定において "no
subcircuits" オプションがデフォルトで有効に変更。デフォルトでは、サブサーキット内のデータが解析データに保存されない。保存し表示したい場合は、"no subcircuits" のチェックを外して解析実行する。
・サブサーキット内の素子、モデル、動作点電圧、素子電流は、デフォルトでは出力ファイルに書き出されないように変更。
・.OPTIONSコマンドにSUBCKTパラメータを追加。.OPTIONS SUBCKT LISTと指定することで、出力ファイルにサブサーキット内の素子、モデル、動作点電圧、素子電流が書き出される。
・独立電圧源Vと独立電流源 I にRAMPオプションが追加された。過渡解析において、0secで0Vまたは0Aからスタートして指定した時間と電圧/電流値まで直線的に変化する。これは従来のPWLオプションでも同じ機能は実現可能。チェックと立ち上がり時間の入力のみで使用可能なので、電源IC回路の外部電源に用いると、回路の誤動作防止が簡単にできる。
・回路図エディタの電圧源Vと電流源 I 素子のDC値設定欄にRAMPオプションの項目追加。これと従来の過渡解析設定は、あとで設定された方が優先される。
・E素子に、複数の入力電圧に係数をつけて合計する機能のSUMFUNオプションを追加。シンボルは、ABM.symシンボル・ライブラリ内にESUM(2), ESUM(3), ESUM(4), ESUM(5)が準備されている。
・ダイオードがインダクタと正弦波信号源がある回路内に存在するとき、デフォルトの積算MUが0.3に変更されることはなくなった。その代わりに、ダイオードの静電容量のための積算MU値だけが、変更される。この変更により、LC共振回路上でMU値変化の「減衰」効果が排除される。
・常にデフォルトのMU値を使わせるために、Dダイオード素子へDEFLMUパラメータを追加。
・トップレベルの.OPTION MUで設定された値は、subcircuit定義の中で設定されているあらゆるMU値を上書きする。
・なんらかの条件下でシミュレータのハングアップを引き起こす高速電源ステッピング収束アルゴリズムにおけるバグを修正。
・マトリックス因数分解の間、埋め込み操作に制限を設定するために.OPTION MXFILLINパラメータを追加。デフォルト値は3。
・回路図エディタにおいて、一定の条件下で階層化ブロックを削除した回路図ファイルが破損するバグを修正。
・G素子にIFGTVAL、IFLTVALという特別機能を追加。IF-THEN-ELSE機能を持つ。シンボルGIFGTVAL, GIFGTVALI,
GIFLTVAL, GIFLTVALIは、ABM.symシンボルライブラリ内に。
・E素子の特別機能ADD, DIVIDE, MULTIPLY の出力にバイアス電圧を加えるパラメータVADDを追加。シンボルEADD, EDIVIDE, EMULTIPLYは、ABM.symシンボルライブラリ内に。
・E素子の特別機能COMPFUN, COMPINV, SCHMITT, SCHMITTINVに出力電圧の上限と下限を指定するパラメータVHIGH, VLOWを追加。シンボルECOMPFUN,
ECOMPINV,E ESCHMITT ,ESCHMITTINVYは、ABM.symシンボルライブラリ内に。
・E素子の特別機LIMITERに出力電圧の上限と下限を指定するパラメータVLIMITS, VMAX, VMINを追加。シンボルELIMITERは、ABM.symシンボルライブラリ内に。
・伝送線路素子に使用できる.OPTIONS TXNOLIMITを追加。指定すると、ステップ時間制限を無効にする。
・周波数に関する記述のみMegの代わりにMHzで代用可能に変更。MEGHz, Meg, MHz, mHzはメガヘルツと認識される。ミリヘルツとしたい場合は、Hzを付けないで単にm,
Mを使用する。また、周波数以外の電圧、電流、抵抗等の取り扱いは変更なし(MV=ミリボルト)。
・スケールファクタとしてRMSを付けて入力した場合は、値が√2倍されて計算されるように変更。例.120Vrms = 120×√2 = 169.7V,
230RMS = 325.3, 10rmsA = 14.14A
・ディジタル素子が含まれる回路を初めて解析するときのスタートアップの時間を短縮。
バージョン[8.85] の機能アップ・変更項目概略
・モデルライブラリを更新。
・ドキュメントの更新。
・波形表示プログラムTopViewに、シミュレーションデータを間引く機能を追加。データファイル内のデータポイント数が多すぎて、メモリーアロケーションエラーが発生する場合への対処。
・伝送線路を含む回路、.PRINT/.FOURコマンドにおける必要メモリー量を減らすために、シミュレータのメモリーマネジメントを改良。
・シミュレータのコンフィグレーションファイルTOPSPICE.INI内のメモリーに関するパラメータを、MemMaxUseMBとMemSizeMBに変更。
MemMaxUseMB:データメモリ使用限度量(MB)、MemSizeMB:有効システムメモリサイズ(MB)(デフォルトの0は自動判別を意味する)
・出力ファイル内にASCIIコードでグラフを作成するために使われていた.PLOTコマンドを削除。
・回路図エディタの"Insert|Part" "Model Library Part"ボタンをクリックして、モデルを選択する場合に発生していたバグを修正。
・TopViewでVFFT(x)という変数を表示させようとしたときのバグを修正。(このような変数はTopSpiceでは使用していない)
・VDMOS モデルの CGSキャパシタンス・パラメータにおけるバグを修正。
・回路図エディタのグラフィック・オブジェクトを拡大/スクロール時のバグを修正。
・ライブラリモデルのバグを修正。
・シミュレータ・プログラムのバグを修正。
・回路図エディタのFRA(周波数応答解析)表設定において、特定のデータ行のコメントアウトが可能に。
・DCスイープ解析コマンド(.DC)に、これまでのリニア・スイープに加えて対数スイープ機能を追加。
・DCスイープ解析コマンドのネスト・スイープ機能にリスト項目を追加。
・74LVC と 74LVC1G モデル・ライブラリのエラーを修正。
・Launch TopSpiceダイアログの"Open Last Project"ボタンをクリックして開いたファイル名に関する仕様を修正。
・コンフィギュレーション・ファイルにScreenTraceColor
nパラメータを追加。TopViewのブラック背景において、個々のプロットのデフォルト色をユーザーが設定可能に。例. 6番目のデフォルト色をL Blue--->L
Grayに変更する場合。コンフィギュレーション・ファイルの [TopView] セクションに、ScreenTraceColor6=7 を追記する。
・回路図エディタの "Autoplot Setup" ダイアログのバグを修正。
・シミュレーション結果のグラフから新たなグラフを作成できるTopViewの#MEASUREステートメントの改良。ユーザー作成の変数を使って、新たな変数を作成できるようになった。(例)
#MEASURE XMAX AC FREQMAX YVAR=VDB(OUT)
#MEASURE VALUE AC PHASE0 YVAR=VP(OUT) XVAL=FREQMAX
・スタートメニューのTopSpice Apps とTopSpice Helpアプリケーションが開かないことがある不具合を修正。
・TopViewの表示データに1つのポイントデータしか含まれていない場合、ドットシンボルを表示するように変更。
・収束エラーによりリスタートを繰り返すシミュレーションにおける.STEPコマンドのバグを修正。
・回路図エディタのメニュー・コマンド"Insert|Part" "Model Library Part"におけるバグを修正。
・PSpiceのCOREモデルでレベル2パラメータを使った時のバグを修正。
・TopViewのナイキスト・プロットに単位円表示を追加。
・TopViewの波形関数式にMEAN(x)を追加。
・TopViewのナイキスト・プロットとポーラー・プロットのカーソルデータ表示値をradから°に変更。
・回路図エディタの"Autoplot setup"ダイアログに"Nyquist"と"Polar
chart"オプションを追加。
・回路図エディタのメニューに"Simulation|Delete simulation output files"コマンドを追加。不要となった出力ファイル類を一括で削除可能。
・回路図エディタの"Insert|Part" "U digital symbol"コマンドにおけるバグを修正。
・TopViewのスミス・チャート、ポーラー・チャート、ナイキスト・プロットへの"Traces|Add"コマンドを修正。
・TopViewのポーラー・チャート、ナイキスト・プロットのカーソル表示のバグを修正。
・TopViewのポーラー・チャートのズームに関するバグを修正。
・CD4021モデルのエラーを修正。
・TopViewのメニューに"Plot|Nyquist plot"コマンドを追加。
・ポストプロセッサ命令コマンドに#AUTOPLOT NYQUISTを追加。自動的にナイキスト・プロットを表示。
・ポストプロセッサ命令コマンドに#AUTOPLOT POLARCHARTを追加。自動的にポーラー・チャートを表示。
・ポーラー・チャートの角度グリッドラベル、絶対値と角度のカーソル情報を改良。
・TopViewにタッチストーン・ファイルのY,Z,Gパラメータへのサポートを追加。
・回路図エディタにタッチストーンの1,2ポート・パラメータ・ファイルへのサポートを追加。"Tools|User Part|Import s-parameter files"コマンドを使用。
・回路図エディタの"Tools|User Part|Import s-parameter files"コマンドにタッチストーン・ファイルのY,Z,Gパラメータへのサポートを追加。Y,Z,Gパラメータ・データをSパラメータ・モデルに変換。
・ループゲイン測定用のMEASUREOPENLOOPGAIN.TXT内容を変更。ナイキスト・プロット等の追加に合わせて、ボーデ線図以外の表示に対応するため、規定設定を削除。
・TopViewのツールバーにカーソル機能のための各種ボタンを追加。ボタンはカーソル機能が有効時のみ表示。
バージョン[8.80] の機能アップ・変更項目概略
・ドキュメントの更新。
・モデルライブラリを更新。
・TOPSPICE.INIコンフィギュレーション・ファイルに"ScreenPenWidth"パラメータ設定項目を追加。回路図上の素子、ラインなどの文字以外の線の太さを変更できる。デフォルト値は、1。
・シミュレータのいくつかのマイナーなバグを修正。
・TopViewに"Traces|Merge Same Name Traces"コマンドを追加。同じ名前を付けた複数のトレースを単一トレースにマージして表示する。
・TopViewに "Format|I-V Curves Format"コマンドを追加。プロットを標準的なI-Vフォーマットに変更できる。
・.FRAコマンドに周波数と利得の両方による表形式で設定できるTABLEオプションを追加。
・回路図エディタの "Simulation Setup|Transient Analysis|.FRA Setup"メニューにTABLEオプションを追加。
・回路図エディタの "Simulation Setup|Save Data|Save Autoplot Variables"オプション機能で、#AUTOPLOTステートメントや#CALCステートメントで直接指定された変数も自動的に保存するように改良。
・パラレルにFRAシミュレーションを実行した時のバグを修正。
・G電源にILOAD機能を追加。この機能は、その端子間電圧が正のときは定電流負荷として働き、電圧がゼロ以下のときは、抵抗として働く。
・LTspiceモデル・ネットリストとの互換性のために、シミュレータは、LOADオプションステートメント付きのどんなI電源でも、等価なG電源ILOADステートメントで置き換える。
・第一レベルのサブサーキット定義の範囲内で定められる.PARAMパラメータ(ユーザー・パラメータ)が、全ての入れ子にされたサブサーキット定義で利用できるように変更された。これにより、入れ子にされたサブサーキット内にグローバル・パラメータを必要とするモデルを完全な形で作成することが可能になった。
・周波数の式によりI電源のNOISE機能を設定するオプションを追加。構文は、I
name node+ node- NOISE {
frequency expression} [
fmin fmax]
・I電源のNOISE ONEOVERFオプションは、NOISE PINKオプションともはや同じではない。以下のパラメータを使って1/fノイズをモデル化する:
雑音密度、コーナー周波数、オプションの第二の雑音密度、第二のコーナー周波数。
・シミュレータ式に使われる周波数シミュレーション変数(HERTZと同じ)として定義済み変数FREQを追加。
・全てのあらかじめ定義された定数と変数は、数式内の同じ名前のユーザー・パラメータによって上書きされる。唯一の例外は、S、TIME、OMEGAとLAPLACE式内のHERTZ。
・NOISE解析出力に対して、もしゲインがゼロならば、等価入力雑音は任意の大きな数の代わりにゼロにセットされる。
・ダイオードLEVEL=0モデルに対して特例が追加された。もしVFWDとVREFモデル・パラメータが1E50を超えるならば、ターンオンとオフは使用不能となる。
この場合、ダイオードはROFF値を定数とする抵抗と同じである。
・B電源ステートメントに対して、数式中のスペースは、無視されるようになった。数式は、行の終わりかコメント・テキストのスタートのところで終わると見なされる。
・回路図エディタの "Tools|User Part|Import Model" 機能のバグを修正。
・LTspiceのA素子のOTA機能のコンパチビリティのために追加されているG素子のOTA機能のバグを修正。
・回路図エディタの新しいメニュー・カテゴリー"File|Export As"を作成。その下に"Netlist As"、"Flat
Netlist"、"Bill of Materials"、"Parts List"メニュー・コマンドを移動。
・TopViewへ"View|Display mode|Screen rendering"メニュー・コマンドを追加。このコマンドによって、スクリーンにプロットを描く方法を選択可能に。大量のデータポイント数の表示時の不具合をモード変更により回避できる。
・TOPSPICE.INIコンフィギュレーションファイルの[ TopView ]セクションへ"DisplayRenderMode"パラメータを、追加。
・TopView の"polar plot"機能を改良。
・TopViewの棒グラフの度数とオプション機能のバグを修正。
・シミュレータが、過渡シミュレーションの問題を引き起こす可能性のある従属電源の浮いている入力ノードをチェックするように変更。
・.ALTERブロック内のpar=name定義を含む.PARAMステートメントを取り扱う際のシミュレータのバグを修正。
・par=name定義を持つ.PARAMステートメントが、シミュレータ入力ネットリスト内の名前定義ステートメントに優先するように変更。
・.FRA周波数応答解析コマンドに、測定ノードを指定できるオプションを追加。
・.FRA出力データで位相が180°シフトしていたエラーを修正。
・ループゲイン測定マクロモデルで位相が180°シフトしていたエラーを修正。
・シミュレータの.FRAコマンドのTSSパラメータに関するバグを修正。
・シミュレータの.FRAコマンドにTRMAXパラメータを追加。このパラメータはあらゆる周波数ステップの解析実行について、最大解析時間を指定します。
・LM124Aモデルのエラーを修正。
・シミュレータ付属のBSIM4モデルのバグを修正。
・回路図エディタに"File|Bill of Materials"コマンドを追加。部品表(BOM)を外部テキスト・ファイルとして作成。
・ダイオード(レベル0)モデルの逆電流制限パラメータの取り扱いに関するバグを修正。
・VDMOSキャパシタンスモデルが引き起こしていた収束エラーのバグを修正。
・MOSFET(レベル 1,2,3)モデルのゲートキャパシタンス電流のデータ出力のエラーを修正。
・.DC解析のネストスイープの実行情報ラベリングの間違いを修正。
・特定のロジックシミュレーションにおけるウォーニングメッセージ(FANOUT=0、ロジックグリッチ、無効なD/Aブレークポイント)をデフォルトで、出ないように変更。メッセージを出したい場合は、.OPTION
LOGICWARNを指定する。
・UCx842/44/45モデルのバグを修正。
バージョン[8.75a] の機能アップ・変更項目概略
・ドキュメントの更新。
・モデルライブラリを更新。
・新しく「
周波数レスポンス解析」コマンドが追加された。シミュレータの.FRAコマンドは、タイムドメインで周波数レスポンス解析を実行する。この解析は、線形または非線形の回路両方において、フィードバックループの周波数レスポンスを得るのに使用できる。
・s-パラメータ・ファイルをSPICEモデルに変換し、それを回路図ユーザーパーツとしてインポートする機能を追加。回路図エディタの新しい"Tools|User
Part|Import S-Parameters File"コマンドにより、「ユーザーパーツとして
s-パラメータ・データ・ファイルをインポート」できる。
・回路図エディタの"Transient Analysis"セットアップ・メニューに周波数レスポンス解析(.FRA)が追加された。
・モデル・データベース・アプリケーションにおいて、選択したモデルを回路図ユーザーパーツとしてエクスポートすることができるようになった。
・"rectangular format"プロット上で、カーソル2だけがアクティブの時に、印刷されたプロットまたはピクチャファイル上にカーソル情報を表示しないバグを修正。
・特定の条件下で発生した、論理素子を含むABM式で電圧スパイクを引き起こすシミュレータの不具合を、修正。
・TopView の"Open Multiple/Parallel Runs" コマンドのバグを修正。
・BSIM3 と BSIM4 MOSFET モデルにHSPICE NLEV=1, 2, 3 ノイズモデルを追加。
・TopViewの "Tools|Measure Spec" メニューコマンドに AREA, MEAN, RMSを追加。(シミュレーション結果を分析表示)
・ADC と DAC 用の新シンボル追加。
・BSIM4モデルのマイナーなバグを修正。
・デバイス、モデル用のLTspice互換性の構文を追加。これらの構文追加により、多くのLTspice専用モデルが使用可能に。(暗号化されたモデルは不可)
・LTspiceの特別な機能であるAデバイスについてサポートを追加。TopSpiceのモデルライブラリに、これらの機能のための等価サブサーキットモデルを追加。
LTspiceのA素子ステートメント構文は以下のようになっている。
Aname n1 n2 n3 n4 n5 n6 n7 n8 function [パラメータ]
これらのデバイスステートメントは等価なモデルのX%_Anameサブサーキットステートメントに変換される。
以下の機能がサポートされている:
機能 説明
AND ANDゲート
BUF デジタルバッファ
DFLOP Dフリップフロップラッチ
OR ORゲート
OTA 演算相互コンダクタンス増幅器
SCHMITT シュミットトリガ回路
SRFLOP SRフリップフロップラッチ
VARISTOR バリスタ
XOR XORゲート
・抵抗素子について追加TC温度係数がサポートに追加。5乗の係数まで使用可能になった。
・LTspice互換のVDMOS MOSFETモデルが追加された。モデルステートメント構文は
.MODEL name VDMOS [parameters]
VDMOS素子のソースとバルクのターミナルは常に同一なければならない。
・バージョン8.71b〜8.71eでのみ発生するライブラリ・データベースのエラーを修正。
・回路図エディタにおける特定のオプションのU素子シンボルを挿入するときのバグを修正。
・ADCとDACモデルを改良。
・以下のSMPS部品のスイッチド・モデルをライブラリに追加: NTE1729、SG1525、SG2525、SG3525、UC1525A、UC2525A、UC3525A、TL494。
・あるスタートアップ条件下でのシミュレータのA/Dインターフェースにおけるバグを修正。
・シミュレータのVSWITCH LEVEL=0モデルのバグを修正。
バージョン[8.70] の機能アップ・変更項目概略
・英文ドキュメンテーションを更新。 回路図エディタ・ドキュメンテーションは、「TopSpiceユーザーガイド」第3章から別文書の「回路図エディタ・ユーザーガイド」まで移動された。
TopViewドキュメンテーションは、「TopSpiceユーザーズ・ガイド」第8章から別文書の「TopViewユーザーズ・ガイド」まで移動された。
「シミュレーターリファレンス」マニュアルの「ポスト・プロセッサー命令」第4章は、「TopViewユーザーズ・ガイド」の第8章の方へ移動された。
・モデルライブラリを更新。
・BSIM4v6 MOSFETモデルにレベル14と54(HSPICEコンパチブル)を追加。
・E電源に以下の特別な機能を追加:
機能名 説明
COMPFUN コンパレータ
COMPINV コンパレータ(逆極性出力)
LIMITER 電圧リミッタ
OPAMP OPアンプ(電源電圧による出力制限あり)
SCHMITT シュミットトリガー
SCHMITTINV シュミットトリガー(逆極性出力)
一般的な構文は、 Ename out+ out- FUNCTION in+ in- vhigh vlow [parameters]
これらのE電源は、他のどのモデル方法よりもより速く、そして、非常に能率的にこれらの機能を実行する。
・U素子にSR AND-ORタイプのラッチであるSRLATCH論理機能(LTspice SRFLOPモデルと同様に無効状態なし)を追加。 そのモデルタイプは、ULATCH。
それは、PRESETとCLEARピンに正論理を使用。
・ダイオードにLEVEL=0 理想スイッチングモデルを追加。 LTSpiceとの互換性のために、次のパラメータのいずれかがダイオード.MODEL構文で指定された場合、LEVEL=0が自動的に選ばれる:
RON, ROFF, VFWD, VREV, RREV。 ILIMITパラメータは、まだサポートなし。 例としては、
D1 2 3 DSW
.MODEL DSW D (RON=0.1 ROFF=100MEG VFWD=0.2V VREV=1V RREV=10)
・全ての半導体デバイスの.OPリストに、総パワーと「直流オン抵抗」を表示するように追加。
・全てのJFET、GASFETとMESFETモデルへRGゲート抵抗パラメータを追加。 デフォルト値は、ゼロ。
・回路図エディタにグラフィックス・オブジェクトを挿入するための"Insert|Graphics"コマンドを追加。 以下のオブジェクトが、利用可能:
線、長方形、円。 グラフィックスオブジェクトは、完全に描画の目的だけに使用でき、回路上の機能またはネットリスティング機能は持っていない。
・回路図エディタに"Subcircuit|Save As User Part"コマンドを追加。選択されたブロックまたはサブサーキット・ブロックをユーザーパーツの.TSPファイルとして保存。このコマンドは、以前はいくつかの分離したステップを踏まなければならなかったが、ワンステップでサブサーキットをユーザーパーツにする機能を持つ。
・回路図エディタに"File|Save As User Part"コマンドを追加。 全回路図をユーザーパーツの.TSPファイルとして保存。パーツモデルの回路図作成をより簡略化。
・以下のSMPS部品のためのスイッチング過渡モデルを追加: LM1524、LM2524、LM3524、SG1524、SG2524、SG3524、UC1524、UC2524、UC3524。
・ある条件下でアプリケーションのクラッシュを引き起こすTopViewのバグを修正。
・.PARAMパラメータ値についてのHSPICE構文との非互換性を修正。 ある条件下でサブサーキット内の.SUBCKTパラメータ名を使用して、シミュレータが処理する場合で発生していた。
・74x390パーツのモデルにおけるエラーを修正。
・TopViewに#COMMENTポストプロセッサー命令コマンドを追加。 このコマンドによって、ユーザーはプロットに対してデフォルトの注釈行を指定することが可能。
有効な構文フォーマットは、
#COMMENT "any text"
#COMMENT any text
#COMMENT
第2の例の場合、ブランクを含まない最初の文字列から始まり行の最後までのテキストは、コメント・テキストとみなされる。 もしテキストが指定されなければ、注釈行は空白のままとされる。
・回路図エディタの異なるセッション間でペーストするときのバグを修正。
バージョン[8.69n] の機能アップ・変更項目概略
・モデルライブラリ更新
・英文ドキュメント更新。
・TopViewにおいて、データ・ファイル・パス名が200文字以上の場合にクラッシュを引き起こすバグを修正。
・SMPSパーツに次のスイッチド過渡モデルを追加:UC1846, UC2846, UC3846, UC1846A, UC2846A, UC3846A,
UC1846B, UC2846B, UC3846B, UC1846-SP, UC1846A-SP, UC1856, UC2856, UC3856,
LT1846, LT2846, LT3846。
・サブサーキットで定義されたアナログ/デジタル・インターフェース・モデルの処理におけるシミュレータのバグを修正。
・SMPSモデルライブラリ内のSG1846、SG2846とSG3846モデルを正しいバージョンに修正。
・回路図エディタが、自動的にすべての空のサブサーキット・ブロックを削除するように改良。
・デフォルトのモデル・ライブラリのエラーを修正。
・いくつかの画像フォーマット・オプションにおいて無視されていた回路図エディタの"Save As Picture File"機能の"monochrome"オプションのバグを修正。
・フィリップス・ダイオード・モデル・ライブラリにおけるエラーの修正。
・バージョン8.69から8.69eの回路図エディタ・ヘルプメニューの不具合を修正。有償バージョン・メニューオプションの代わりにデモバージョンヘルプ・オプションを示していた。
・.ENDステートメント行の後に、無効な行を含むシミュレータ入力回路ネットリストを処理する場合に発生していたエラーを修正。
・TopView の"Traces|Label"メニュー項目の設定は、セッション(シミュレーション実行)を繰り返す間において保存されるように変更。
・GaN SystemsのFETモデル・ライブラリを追加。
・シミュレーターの.OPTIONコマンドに、デフォルトの論理電圧をセットできるLOGICTTLとLOGICLVCオプションを追加。
・オプトエレクトロニクス・シンボル・ライブラリに、PVダイオード(太陽電池)アレイ・ストリング・サブサーキット・シンボルXPVDARRAYを追加。
・TopViewにおける以前の.STEPデータ・プロット・フォーマットを呼び出す時の "auto recall format"機能のバグを修正。
・TopViewに、変数データを変更できる#DATAポストプロセッサ・コマンドを追加。functionとして利用可能:LIMIT, WINDOW,
INTERPOLATE.
・TopViewに、TopView表現内と他のポストプロセッサ・コマンドでのみ使用できるユーザー・パラメータを定義する#PARAMポストプロセッサ・コマンドを追加。
・#MEASUREコマンド構文について、パラメータ値をユーザー・パラメータ名を使用して指定できるように変更。
・#WRITEDATAポストプロセッサ・コマンドへCSVオプションを追加。複数の変数がある場合は、CSV(comma separated values)複数列テキストファイルとして保存可能。
・回路図エディタのuser part import/create/edit機能によって、ユーザーが他のユーザーパート・ファイル内のシンボルを閲覧することが可能に。
・スケーリング・ファクタだけを数値として指定されたareaパラメータを持ったBJT構文を読む場合のシミュレータのバグを修正。
・TopViewに、CSV (comma separated value)ファイル・フォーマットで、データを保存する"File|Save
As|CSV Text File"コマンドを追加。
・TopViewが、CSV (comma separated value) テキスト・データ・ファイルを開けるように改良。
・"system"モデル・ライブラリへアナログのサンプル&ホールド・ブロック・モデルASAMPHOLDを追加。
・オプトエレクトロニクス・シンボル・ライブラリに第3のピンを持つLEDシンボルであるXLED3PINを追加。
・オプトエレクトロニクス・シンボル・ライブラリ内に、LEDアレイまたは列のサブサーキット用のLEDシンボルであるXLEDARRAYを追加。
・シミュレータが、-273.15℃以下の回路動作温度でも動作するように改良。
・デバイス構文とモデル温度が指定された場合の雑音モデルに関するシミュレータのバグを修正。
・回路エディタに "Edit|Select Mode|Node Net" コマンドを追加。コマンドをクリック後、希望するノードをクリックすると、回路図内で繋がっているノードラベル、ワイヤ、ジャンクション全てが選択される機能を追加。(回路図内配線の確認)
バージョン[8.67] の機能アップ・変更項目概略
・BJT レベル1モデルにDC疑似サチュレーションモデリングを追加(PSpice互換)。
・BJTレベル2モデルにDC疑似サチュレーションモデリングを追加(HSPICE互換)。
・すべてのMOSFETモデルのレベルに、パラメータRB(バルク抵抗)を追加。
・XOPAMPIシンボル名をXOPAMPAに変更。(モデルOPAMPIとの混同を避けるため)
・VBIC BJTモデルの処理におけるバグを修正。
・ユーザーが定義したパラメータ名が、既定のパラメータ名と同じ場合、ユーザー定義のほうが優先されるように変更。
・シミュレータ・グロ―バルGMINオプションを、既定のパラメータのひとつに追加。
・ロジック・ファミリのモデルライブラリに、74LVC, 74LVC1G, 74AHCT, 74HCT, 74FCTを追加。
・.LIBで指定されたファイル内にある.PARAM、.FUNCと.OPTIONというグロ―バル定義ステートメントは、回路入力ネットリストに常に含まれるように変更。
・「+VRAIL」のような記述から始まるノード名が、シミュレータ式で使用できるように変更。
・半導体デバイスモデル用のTNOMとT_ABSモデル・パラメータのバグを修正。
・.ALTERステートメントで使われるときの半導体デバイスのTEMPとDTEMP温度パラメータのバグを修正。
・PSpiceと互換性を持つ時間微分関数DDT(x)と時間積分関数S(x)がシミュレータのアナログビヘイビア・モデルで使用できるようになった。
・HSPICEと互換性を持つシミュレータ用関数式c?x:yをサポートするようになった。(IF(c,x,y)と同じ)
・シミュレータの.INCと.LIBコマンドが、ファイル名内に/キャラクタを使用するUnixフォーマット・ディレクトリ・パスをサポートするようになった。
・別の.INCまたは.LIBファイル内で指定されているネストされた.INCまたは.LIBコマンド・ファイルを開く時、相対的なディレクトリ・パス(「.\X」または「..\X」)を持つファイル名は、それらが指定されるファイルの位置に対して相対的であるとして扱われるようになった。
・SPICE3/XSPICE/LTspiceのB任意電源素子の構文に対応。この機能により、サードパーティのSPICEモデルとの互換性が向上。
・MOSFETモデルのレベル1,2,3のUOパラメータの別名としてU0を追加。
・バージョン6.9以前のエディタで作成された複数ページから構成される回路図を開くと発生した回路図エディタのバグを修正。
・同じ回路図に対して複数のシミュレーションを実行する新しい Simulation|Run Multiple/Parallel Simulation
コマンドで、階層ブロックを使った回路において発生したバグを修正。
・バージョン8.60で発生した回路図エディタにおける右クリック・ポップアップ・メニューが表示されないバグを修正。
・回路図エディタの Save data 設定下の save autoplot variables オプションで特定の条件において発生したバグを修正。
・.FUNCコマンドにおいて状態変数 TIME, OMEGA, TEMPが使用できるように変更。
・TopViewの File|Open multiple/parallel runsコマンドにおけるバグを修正。
バージョン[8.60] の機能アップ・変更項目概略
・TopSpiceランチ画面にコンポーネント・アプリケーションを直接起動できる新しい「アプリ」ボタンを追加
・回路図エディタと回路ファイル・エディタに新しい Tools|Model Utitilies|Encrypt Modelコマンドを追加。このコマンドは、その内容が他人に読み出せないように、モデル・ファイルを暗号化します。暗号化されたファイルは、TopSpiceシミュレータだけで使用可能。
・回路図エディタに、同じ回路図に対して複数のシミュレーションを実行する新しい Simulation|Run Multiple/Parallel
Simulation コマンドを追加。このコマンドによって、ユーザーは各々のシミュレーションの終了を待つことなく、同じ回路の一部を変更したもののシミュレーションをすることが可能。もし、ユーザーのPCがマルチコアのCPUならば、シミュレーションは並列で行うことができます。このコマンドはまた、同じプロット画面上に回路変更した全ての実行結果をプロットしたい場合に、それをより簡便に可能に。
・TopView に File|Open Multiple/parallel Runsメニューコマンドを追加。このコマンドは、同じ回路に対するあらゆる有効な複数のシミュレーション実行結果データをロード可能。
・回路図エディタの Simulation|View Commands File (.cmd)メニューコマンドは、削除。シミュレーション設定コマンドは、直接回路ネットリスト.CIRファイルに書き込まれるように変更。
・Simulation|Simulator Engine Option|LTSpice Simulatorコマンドが追加。このコマンドによって、TopSpiceのシステムの中でシミュレータ・エンジンとしてLTspice*を使うことが可能に。このオプションは、LTspiceで暗号化されたモデルをシミュレーションする必要がある場合に有用。
・TopViewを、LTspiceのシミュレーション出力.LOGファイルを開くことができるように改良。選択すると、関連する.RAWファイルのASCIIフォーマットだけからデータをロード(バイナリ形式は、サポートしません)。
・回路図エディタの Simulation|Setup -- Save Data(.PROBE)ダイアログを改良。複数行入力可能な変数エントリボックスと、TSAVEMINとREAL4DATAパラメータ指定用に追加されたオプションが使用可能に。
Simulation|Setup" -- Save Data" (.PROBE)設定に、save autoplot variables
オプションを追加。save listed variables オプションが選ばれ、このオプションをチェックすると、自動的に autoplot設定下にリストされたあらゆる変数データを保存。
・シミュレータの.INCと.LIBステートメントへ暗号化されたモデル・ファイルに対するサポートを追加。プログラムは、その内容を確認することによって、ファイルが暗号化されているかどうか、自動的に判断。
・シミュレータのU素子のDELAY機能が、複数のゲート・オプションをサポートするように改良。
・英文ドキュメント更新。
バージョン[8.58] の機能アップ・変更項目概略
・モデルライブラリ更新。
・英文ドキュメント更新。
・MOSFETモデル・レベル1、2と3へTTモデル・パラメータを付加。このパラメータは、バルクのpn接合について走行時間を指定。
・MOSFET BSIM3モデル(レベル7、8、49、53)に、次のモデル・パラメータを追加:CBD, CBS, FC, IS, TT
・シミュレータの.OPTIONコマンドに対して、伝送線路T素子のあらゆる遅れ時間ポイントでシミュレーションを使用不能にするためにTNOBRKPTSオプションを追加。非常に短いディレイラインにおいて、このオプションにより、非常に必要メモリを減らし、シミュレーション速度を上げることが可能。
・シミュレータの.PROBEコマンドに対して、TSAVEMINオプションを追加。このオプションにより、過渡解析のための最小データ保存間隔時間を設定可能。
・シミュレータの.PRINTコマンドLIMPTS(データ・ポイント制限数)オプションのデフォルト値を、1,000,000に変更。
・インダクタンス結合のK素子は、0インダクタンスでは使用不可に変更。
・#MEASURE AREAポストプロセッサ・コマンドを追加。このコマンドは、波形の面積(積分)を測定する。
・#MEASURE MEANポストプロセッサ・コマンドを追加。このコマンドは、波形の平均値を測定する。
・#MEASURE RMSポストプロセッサ・コマンドを追加。このコマンドは、波形のRMS値を測定する。
・TopViewで、特定条件下において、トレースを追加する際にオートスケーリングに関して発生したバグを修正。
・回路図エディタの"Options|Drawing"コマンドでシートサイズ変更前に、現在の回路図が選んだ範囲内に納まるかどうかを自動的にチェックするように改良。
・シミュレータの.ALTERコマンドにおいて、不正なエラーレポートを発生していたバグを修正。
・60文字以上の名前を付けられた回路ファイルのシミュレーション時のバグを修正。
・.WCワーストケース解析において、特定の条件下で発生したワーストケース発生件数に関するバグを修正。
・回路図エディタで、モデルファイルへのリンク付きのパーツをペーストする際のバグを修正。
・TopViewで#CALC構文を処理する際にタブキャラクタが含まれていると発生したバグを修正。
・回路図エディタでサブサーキットシンボルを作成する際に、特定の条件下で発生したバグを修正。
・回路図エディタとTopViewにおいて、画像ファイルとして保存可能なフォーマットとして、TIFFとGIFFを追加。
・回路図エディタとTopViewにおいて、画像ファイルとしてJPEGまたはPDFフォーマットで保存する特定の場合に発生したバグを修正。
・回路図エディタでゲート以外の長方形のシンボルをもつロジック素子に、デフォルトでファンクション名が表示されるように改良。
・回路図エディタのシンボル定義コマンドT( )内にテキストとして、"COUNT(16)"などとダブルコーテンションを付けることにより(
)も使用可能に。
・回路図エディタに "Tools|User Part|Import Model" と "Tools|Model
Utilities|Import As User Part" というメニューを追加。これらは、任意のモデルファイルから自動的にSPICEモデルをユーザー部品としてインポートします。(ユーザー部品は、シンボルとモデルが一つのファイルにパッケージ化されたものでTopSpice独自の仕様です。)
・TopViewでタッチストーンフォーマットのSパラメータデータファイル (.S1P, .S2P, .S3P, .S4P)4ポートまでを"File|Open"
により開き、プロットできるように機能追加。
・シミュレータの.ALTERコマンドにおいて、特定の条件下で発生するバグの修正。
・ユーザー部品について、デフォルトで部品ファイルに新しいシンボルのコードが組み込まれるように、仕様変更。
バージョン[8.50b] の機能アップ・変更項目概略
・モデル・ライブラリに、新しいInfineonのSiC部品を追加。
・回路図エディタに、"Insert|Node Label Pin"メニュー・コマンドを追加。このコマンドにより、回路図ワイヤーまたは部品ピンに"label
pin"「ラベル・ピン」部品を配置できます。これが付けられたワイヤーまたはピンは、ノード名としてラベル・ピン名を割り当てられます。注意点として、「I/Oピン」オブジェクトとは違うので、サブサーキットのピンとしては使用できません。
・回路図エディタの"Project|Subcircuit"と"Project|Hierarchy|Schematic"メニューに、"Symbol|New/Change",
"Symbol|Edit"と"Symbol|Auto Option"メニュー・コマンドを追加。これらの新しいコマンドにより、既存のサブサーキットと階層ブロック・シンボルをより簡単に変更できます。
・回路図エディタの "Symbol Utilities"ダイアログにおいて、"New"ダイアログ画面からキャンセルを選んだ後に"Edit"をクリックした場合に、発生するバグの修正。
・回路図エディタに、XSPICE Axデバイス・ステートメントをネットリスティングするためのサポート機能を追加。
文字Aから始まるリファレンス名をもつすべての回路図部品を、デフォルトでXSPICE Axデバイスとしてネットリスト化します。
・ 回路図エディタに"Insert|Ammeter"メニューコマンドを追加。
このコマンドにより、電流計シンボルVAMMまたはVAMMHが挿入できます。電流計の名前は、これまでVで始まるもののみ使用可であったのに対し、任意の名前を付けられるように改良。
・過渡現象シミュレーションにおいて、EとG電源のLAPLACEとFREQ関数の畳込み時間データ・ポイント制限数を示すために、シミュレータ.OPTIONパラメータとして、LIMCONVLを追加。これを指定すると、畳込み時間ポイントの数のための、グロ―バルな.OPTION
LIMCONVL値を上書きします。(ラプラス変換関数機能の改良)
・シミュレータのEとG電源のFREQ関数に、NFFT、NCONVL、MUパラメータを追加。これらのパラメータは、既存のLAPLACE関数パラメータと同じです。
・ドキュメンテーションを更新。(和文マニュアル類は更新予定です。)
バージョン[8.49c] の機能アップ・変更項目概略
・BJTモデルでパラメータISが非常に小さい場合(<1E-38)に発生するバグを修正。
・.STEPまたは.TEMPコマンドで得られたデータを、#AUTOPLOTでプロットする場合に、特定の条件下で発生するバグを修正。
・スクリプトファイル内に記述された#SUBTITLEコマンドが機能しないバグを修正。
・TI社のベンダー・モデル・ライブラリを更新。
・特定のシステム条件下で、モンテカルロ解析中にシミュレータがファイル・アクセス・エラーを発生するバグを修正。
・ 回路図エディタとTopViewの"Tools|Save to Picture File|Screen Capture"機能におけるバグを修正。
・スイッチ回路図シンボルの更新(NC:ノーマリー・クローズ・シンボルの追加)。
・.INCファイル内ステートメントにPARAMFILEオプションがあった場合のシミュレータ処理におけるバグを修正。
・ユーザーが設定した回路図エディタ・ウィンドウのサイズが、それが閉じられるときに、保存されるように変更。最後のセッションのウィンドウ・サイズと位置が保存され、再開時に回復される。
・ある条件下で回路図エディタとTopViewを開いたとき、短い間「ビジー・カーソル」表示が現れるのを修正。
・TopViewのユーザー設定のウィンドウ・サイズと位置を保存するように機能修正。
・回路図エディタのデフォルト作業ディレクトリが、TOPSPICE.INIファイルのパラメータProjectFolder(またはProjectPath)によって決定されるように変更。そのデフォルト値は、"[User
Document]\TopSpice\Circuits"フォルダ。
バージョン[8.47] の機能アップ・変更項目概略
・モデルライブラリの組み込みパーツ数を29,000→30,000パーツ以上に拡張。
・すべての素子構文にPARAMFILE="ファイル名"というオプションを追加。このオプションを素子構文行の最後に付け加えることにより、指定テキストファイルの内容を継続する行に素子パラメータとして記述したのと、同等となる。素子パラメータ・データを繰り返し使用したい場合、大量のパラメータ・データを扱う場合、外部機器の測定データを利用したい場合などに有効。(これまでの独立信号源のみで使えるFILE信号源とは別に、追加された。)
簡単な使用例:
VIN 1 0 PWL
* signal data
+ 0 0 1u 0 2u 1.5 5u 1.5 6u 4
という信号源を使いたい場合、VIN 1 0 PWL PARAMFILE="signaldata.txt"とし、データ部分が記述されたテキストファイルを用意することで、その外部ファイルを素子パラメータとして参照できる。
・LTRA, RES, CAP, COREのモデルにおいて、ユーザー・パラメータ名を使った場合のパラメータ値の処理に関するバグを修正。
・CMOS CD4094 と 74xx4094(出力ラッチ付シフトレジスタ)モデルのエラーを修正。
・回路図エディタの過渡解析設定メニューにおけるラベリングのエラーを修正。
・回路図エディタにおいて、同一ノードに別の名前を付けたI/Oピンを設定すると、ネットリスティング時にエラー警告を発し停止するように改良。(ユーザーが気づかないままのシミュレーション実行を防止。)
・.SUBCKTステートメントで同じ端子名を重複使用しても可能に変更(例..SUBCKT TEST 1 2 3 2)。ただし、出力ファイルには、警告メッセージを表示。
・自動シンボル作成機能により作成されるシンボルの属性ダイアログ内のパラメータ行の第2,3行も表示されるように改良。
・CMOSの74xx42シリーズのシンボルエラーを修正。
・X9PINシンボルのエラーを修正。
・新電元モデル・ライブラリにおけるモデル・マッピングのバグを修正。
バージョン[8.45a] の機能アップ・変更項目概略
・回路図エディタにおいて、テキスト・ボックス・オブジェクトを貼り付ける際のバグを修正。
・フラットネットリスト・ユーティリティを改良。
・.ICと.NODESETコマンドによる設定電圧値に数式を使えるように改良。
・数式で表された.PARAMコマンド・パラメータの記述順序を、制限なしに変更。これにより、定義順序を気にせず、別の数式において定義されている変数パラメータを別のパラメータ数式内に引用することが可能に。
・回路図エディタにおけるV/I 独立電源のPWLオプション設定メニューにおいて、表関数記入欄にも数式記述ができるように改良。
・バージョン7.0x以前のエディタで作成された回路図ファイルを開いた場合に発生する、回路図エディタのバグを修正。
・特定の条件下でTopViewの#AUTOPLOT AC ステートメント使用時に起こるバグを修正。
・RANDOM信号源を複数個使用した場合のシミュレーションのバグを修正。
・モデル・ライブラリをアップデート。
・キャパシタC素子に、直列抵抗および並列抵抗成分をパラメータとして指定可能に改良。C素子を配置後、属性ウィンドウにてそれぞれ、RSER= RPAR= として指定する。
・インダクタL素子に、直列抵抗および並列抵抗成分をパラメータとして指定可能に改良。L素子を配置後、属性ウィンドウにてそれぞれ、RSER= RPAR= として指定する。("RSER"は、HSPICE互換の"R"、PSpice互換の"RESIS"も使用可能)
・モデルデータベースのAnalog other modelsの項目アップデート。
バージョン[8.43a] の機能アップ・変更項目概略
・TopViewの#AUTOPLOT コマンド実行におけるX@n形式の出力変数処理に関するバグを修正。
・特定条件下における.ALTERコマンドの電源素子の処理に関するバグを修正。
・U論理素子のDELAY機能のバグを修正。
・サブサーキット定義内に最上層の回路部品が発見された場合、回路図エディタから警告メッセージが出るように改良。
・デフォルト・モデルライブラリのエラーを修正。
・回路図エディタのネットリスト・エラーに対するメッセージを改良。
・Picosecond Pulse Labs 製の同軸部品とBourns HSP の部品をライブラリに追加。
・アナログ・シンボル・ライブラリにhigh speed protection (HSP) デバイスのシンボルを追加。
・ドキュメンテーションを更新。(和文マニュアル類は現在更新中です。少々お待ち下さい。)
バージョン[8.40a] の機能アップ・変更項目概略
・Windows 8のインストールにおいて外観の向上と改良された機能性を使うために、TopSpiceインストール・スタート・メニュー(画面)設定を変更。
・モデル・ライブラリを、29,000以上の部品数に拡張。
・汎用OPAMPUと簡略化OPAMPSオペアンプ・モデルを改良。これらのモデルは、今回正確なノイズ・モデリングを実装。ユーザーは、典型的なオペアンプ・データシート・ノイズ仕様から、直接オペアンプ・ノイズ・パラメータを指定することができる。ユーザーはまた、オペアンプ・モデルのノイズを任意にゼロとすることができる。
・追加された先進のノイズ解析機能:
カスタムメイドの雑音源、全てのデバイス・ノイズ発生源のグローバル(全体的)なおよびローカル(局所的)なスケーリング(拡大縮小)、ノイズ・フリーのモデリングとシミュレーション・オプション、デバイス例とモデル・ノイズ・スケーリング・パラメータ。
・.NOISE解析に対して、カスタムのノイズ源を指定するための新しい I 電流源NOISEオプション。以下のノイズ・タイプを、使用可能:
WHITE(ホワイトノイズ)、PINK(オプションのホワイトノイズ・フロア付きのピンクノイズ)、ONEOVERF(1/fノイズPINKと同じ)、THERMAL(熱抵抗ノイズ)、FLICKER(pn接合のフリッカーノイズ)、SHOT(pn接合のショットノイズ)。
この機能によりユーザーは、.NOISE解析においてカスタムのノイズ発生源を、またはサブサーキット・モデルに新しいノイズ・モデルを、加えることができる。
・.NOISE解析用として、回路内の全てのデバイス・ノイズ発生源をグローバルに拡大縮小する新しいシミュレータの.OPTION NOISEオプションを追加。
・.NOISE解析用として、グローバルにまたはローカルに全てのデバイス・ノイズ発生源をオフするためのシミュレータの新しい.OPTION NOISEOFFオプションを追加。この機能は、サブサーキット・モデルにカスタムメイドのノイズ・モデルを組み込む場合に役立つ。
・以下の素子へNOISEデバイス・パラメータを追加:
R、D、Q、J、M、S。NOISEパラメータは、デバイス・インスタンス・ノイズ出力を拡大縮小する。
・ノイズ発生源の全てのデバイスモデルへNOISEモデル・パラメータを追加。NOISEパラメータは、モデル・ノイズ出力を拡大縮小する。
・HSPICEと互換性を持つBSIM3 MOSFETモデルのRDC、RSC、PHPモデル・パラメータを追加。
・MOSFETデバイスのRDCとRSCパラメータの処理に関するバグを修正。
・回路図エディタの独立電源の部品属性メニューへ I 電源NOISEオプション設定を追加。
・#MEASUREポスト・プロセッサ命令コマンドに、変数の代わりにパラメータとして測定値を保存するオプションを追加。このパラメータを、他の波形式で使うことが可能。
・ドキュメンテーションを更新。(和文マニュアル類は未更新。)
バージョン[8.39g] の機能アップ・変更項目概略
・ある条件下でのビヘイビア式に対するシミュレータの処理に関するバグを修正(バージョン8.39d 〜8.39f のみ)。
・BJTモデルライブラリのエラーを修正。
・HV801フォトカプラー・モデルのエラーを修正。
・TopView の"Plot|Histogram" と #AUTOPLOT HISTOGRAM コマンドにおいて、複数の出力変数を選択して、一つの度数分布として表示できるように変更。パラメトリック解析や統計解析の結果においても有効。
・ベンダー・モデル・ライブラリ内のEPCモデル(EPC10xx)の不具合を修正。
・ある条件下でのビヘイビア型キャパシタに対するシミュレータの処理に関するバグを修正。
・SGN(x), SIGN(x)関数において引数x=0のときの値SGN(0), SIGN(0)をこれまでの1から0に変更(PSpice/HSPICE互換に)。
・HSPICE互換ダイオード・モデル(レベル3)の形状パラメータ処理に関するバグを修正。
・回路図の外枠の線を無し(Border:None)と設定しているときに、ビットマップ系の画像フォーマットで回路図を保存する場合に生じるバグを修正。
・ユーザー部品新規作成/編集時のモデル・ファイルのペースト機能に関するバグを修正。
・ユーザー部品新規作成/編集時のシンボル・ファイル読み込みに関するバグを修正。
・万能OPアンプ・モデル"OPAMPU"と簡略OPアンプ・モデル"OPAMPS"の電源線から出力電流へのモデリングを改良。出力電流の動作がOPアンプの電源線に影響される回路において、解析が正確にできる。
・これまでの汎用OPアンプ・モデルであった"OPAMP"は、より一般的なモデルに変換された。このモデルは±電源の中間値をリファレンスとして動作し、その電圧値はほぼ制限なく設定可能。
・モデル・ライブラリに理想OPアンプ"OPAMPI"を追加(5素子のみで構成された基本モデル)。このモデルは帯域幅制限無しで、出力電圧スイングも電源電圧まで可能。
バージョン[8.38a] の機能アップ・変更項目概略
・パワーBJTのモデル・ライブラリを更新
・P型MOSFETのドレイン電流IDとソース電流ISの電流符号の間違いを修正。(回路図上のバイアス電流表示および.PRINTコマンド出力)
・過渡解析において、STOP時間を大きな値とした場合の収束性を改良。
・TOPSPICE.INI コンフィギュレーション・ファイルに、"XSPICE Option" シミュレータ・エンジン・オプション・システム・コマンドを追加。
・回路図エディタの"View|Bias Point Device Current"コマンドで、新たなシミュレーション後に直前の古いデータをクリアしていないバグを修正。
・TopViewにおいて、保存してあるプロット・データを表示する際の手順改良。
バージョン[8.37a] の機能アップ・変更項目概略
・.MODELコマンドのパラータが不足時に表示されるエラー・メッセージに関するバグを修正。
・シミュレータのユーザー定義式の双曲線関数パラメータ値が、数学的オーバーフローエラーを起こさないように制限を受けるように変更。
・いくつかのモデル・ライブラリにおけるシンボルのエラーを修正。
・パワーMOSFETモデル・ライブラリを更新
バージョン[8.34] の機能アップ・変更項目概略
・.FUNC定義式の適用範囲を拡張
・ユーザー定義関数名が、数式内のユーザー・パラメータおよび.FUNCの引数名として、使用可能に。
・PSpiceとの互換性のため、ARCTAN関数が使用可能に。ARCTAN関数は、既存のATANと同じ。
・回路図内のテキスト・オブジェクトでは、継続行を示す"+"は使用禁止に。"+"使用時は、テキスト・ボックス・オブジェクトを使用。
・ユーザー部品ファイル(**.TSP)を開くときに、指定フォルダに目標のファイルがない場合、既定フォルダも検索するように変更。
・最後に選んだライブラリ・モデルを記憶しているように変更。
・波形表示プログラムの#CALCコマンドで、カギ括弧を使うX[{数式}], X[{変数名=数式}], 変数名=X[{数式}]の変数記述形式も使えるように改良。
・TopViewにおいて、x軸変数を変更した場合ののバグを修正。x軸の単位を正しく更新。
バージョン[8.33] の機能アップ・変更項目概略
・#AUTOPLOT AC X[{名前=数式}] コマンドにおけるバグ修正。
・プロットにトレースが1つの場合は、トレース・ラベルを付けないように変更。
・回路図エディタのメニューにおけるいくつかの表示エラーを修正。
・MOSFETモデルのSCALMモデルとそのオプション・パラメータの処理に関するバグを修正。
・シミュレータの小さなバグを修正。
・モデル・ライブラリおよびシンボル・ライブラリの拡張。
・TopView のFFT機能におけるサンプル・サイズの制限値が変更可能に。TOPSPICE.INIコンフィギュレーション・ファイルの[TopView]セクション下にパラメータFFTMaxSampleSizeN2を追加。ユーザーは、このパラメータを変更することによって、FFT機能のサンプル・サイズ制限値を2のべき乗でセットすることができる。デフォルト値は、25(32Mポイント)。設定可能なパラメータ値範囲は、2〜29。たとえば、FFTサイズ制限値を32,000ポイントにするには、FFTMaxSampleSizeN2=15にセットする。(2^15=32768)
バージョン[8.30c] の機能アップ・変更項目概略
・モデル・ライブラリに含まれるモデル数を27,000以上に拡張。
・SMPS(スイッチング電源)用モデル・ライブラリと回路例を追加。SMPSライブラリには、PWMコントローラとコンバータ部品、Christophe
Basso(仏エンジニア)モデル、Vincent Bello(米エンジニア)モデル、UCOPEC(米コロラド大Power Engineering
Center)モデルが含まれる。
・回路図エディタの"TopSpice Library Model"選択メニューが改良され、カテゴリーとライブラリによってモデルをリスト可能に。
・ICメーカーのHSPICEライブラリに対するサポートを改良。回路図エディタの"Project|Add/edit model links"コマンドを使用して、HSPICEライブラリへのリンクを加えるとき、ファイル内の全ての有効なライブラリ・セクションのリストを読むことができ、リンクに対して希望のセクション名を選ぶことができる。
・回路図エディタのユーザー部品SPICEデバイス・タイプ定義のバグを修正。
・"full"スクリーンにズームするときの回路図エディタの"select all"機能におけるバグを修正。
・選ばれた解析に対する回路図エディタの"auto plot"設定グラフ・オプション出力コマンド・ステートメントにおけるバグを修正。
・TopView の"plotting mode"機能へ"auto"オプション(デフォルト)を追加。自動モードで、もしプロットされるデータ・ポイント数が、50×プロット表示ピクセル分解能を上回るならば、プログラムは自動的に"fast"プロット・モードに切り替わるように改良。これは、アナログXYプロットでのみ適用される。
・TopView のFFTプロットにおいて、周波数ポイント数が4000を上回る場合に、垂直バーの代わりに折れ線プロットが使わるように改良。
・データ・ポイントが非常に大きな数の場合におけるTopViewの "View|Status"ウィンドウのバグを修正。ステータス・ウィンドウに、"number
of plot traces"と"trace maximum number of points"情報を表示するように改良。
・SRFF U素子のS-Rフリップ・フロップ論理機能(RSFFと同じ)を追加。
・U素子のSRFFとRSFFの論理テーブルを変更。S=1 R=1のとき、出力ステートはQ=1 QB=1(不定)。
・ドキュメンテーションをアップデート。(和文も変更:8.1-->8.3) 2012/5/20
バージョン[8.23] の機能アップ・変更項目概略
・非常に大きなデータ・ポイント数のトレースをプロットする時の、"auto recall last"フォーマット・オプションにおけるTopViewのバグを修正。
・回路図エディタの"Auto Plot Setup"メニューへ"Other"解析タイプ・オプションを追加。
(パフォーマンス解析の表示でx軸変数を指定する場合などに使用)
・0バイトの***.MISファイルを自動的に削除する機能追加。(回路図ファイルのコピーや移動時の工数削減)
・#AUTOPLOT AC X[{数式}] コマンドにおけるバグ修正。
・TopViewのプロット端でトレースのシンボル表示が半分削られるバグ修正。
・#AUTOPLOTコマンドにおける軸設定オプションについて、同時に実行される複数の解析間で独立して設定できるように改良。
・エアギャップ長パラメータを持つ飽和型インダクタ・コア・モデルLCORESATBHを追加。(BH端子でB-H特性表示可)
・TopViewのFFT機能で、最高3200万のデータ・ポイントを処理できるように改良。
バージョン[8.20] の機能アップ・変更項目概略
・モデルおよびシンボル・ライブラリを更新。
(EPC GaN MOSFETとCree SiC MOSFET、CTS終端ネットワーク部品その他)
・シミュレータの.PRINTコマンドにFILEオプションを追加。
(ユーザーが指定したファイルに対して.PRINTデータを書き込むことができる。)
・シミュレータの.PRINTコマンドにNUMDGTオプションを追加。
(データに小数の桁数を指定できる)
・シミュレータの.PRINTコマンドにおいて、出力行の幅設定に関係なく常に最高8つの変数列を印刷できるように変更。
・シミュレータのキャパシタ素子へ、電荷ビヘイビア式オプションを追加。
(Qオプション・ステートメント構文は、Cname node1 node2 Q={behavioral expression})
・ユーザー・パラメータ定義に回路温度変数の値を直接割り当てられるように変更。
(例: .PARAM TDEV=TEMPER)
・ネストされたsubcircuit定義に対して、subcircuit名なしの.ENDSステートメントで終わることができるように変更。
・次のデバイス・モデルについて、PSpiceと互換性のある「絶対温度」T_ABSモデル・パラメータを追加:D,Q,J,M,R,C,L.
(回路の動作温度に関係なくモデル動作温度を指定可能。)
・回路図エディタに150%ズームレベルを追加(+キー入力)。
・TopViewのTraces|Move/deleteコマンドのバグを修正。
・#AUTOPLOTと#WRITEDATAのポスト・プロセッサ・コマンドにおいて、フォーマットX@nを使ってrun#をつけた変数が使用できるように改良。(例: #AUTOPLOT
V(OUT)@3)
・#AUTOPLOT AC 数式コマンドのNAME=M[{expr}]形式のトレース名のバグ修正。
・バッチ・モードでTopViewを実行する"-batch"コマンド・ラインオプションを追加。
・シミュレーション.OUTファイルにプロット・データが見つからない場合に、TopViewが.OUTファイルをブラウズするかどうか尋ねるように変更。
・ドキュメンテーションを更新。
バージョン[8.19] の機能アップ・変更項目概略
・回路接続をチェックする場合に、シミュレータはEまたはG電源の制御ノードにだけ接続されているノードに対して「接続箇所2未満:less than
two connections」エラーを警告しないように変更。
・数式の電力関数の引数値が、「計算桁あふれ:math overflow」エラーを起こさないようにシミュレータで自動的に制限されるように変更。
・複数の.STAT PARAMステートメントを処理するWorst Case解析のバグ修正。
・半導体シンボル・ライブラリへ4ピンと6ピンのディスクリートP-MOSFETシンボルを追加。
・回路図エディタのTools|Symbol Utilitiesメニュー・コマンドのバグ修正。
・TopViewの#TABULATEコマンドにおいてX変数を表にするときに、連続的な重複値を無視するように改良。
・TopView でAC解析結果を表示する(#AUTOPLOT AC複素数変数)場合に、変数にDBやPなどの指定がなければ、デフォルトでは絶対値が選択される(変数にMを付けたもの)。
・TopViewにおけるRMS, AVG および/または S 関数を多数含む数式処理に関するバグ修正。
・オープンループゲイン測定用マクロモデル(OPENLOOPGAIN)のゲイン計算エラーを修正。(バージョン8.13以降のみ対象)
・ラプラス「状態空間」マクロモデルの分母係数のデフォルト値を、ゼロに変更(ゼロ次の項係数を除く)。
・回路図エディタのユーザー部品のTSPファイルのバグ修正。ある条件下で予測できない動作に至るため。
・回路図エディタのペースト機能に関するバグ修正。サブサーキット・ブロックと「全範囲選択」をペースト時。
バージョン[8.13] の機能アップ・変更項目概略
・オープンループゲイン測定用マクロモデル(OPENLOOPGAIN)のゲイン計算エラーを修正。
・PWR,PWRS,POW 関数式において2つの引数とも0の場合のバグ修正。
・インダクタの値を数式の値で0とした場合は、回路短絡として処理されるように改良。つまり"{ 0 }"または、"{
X }"という形式でインダクタンスを与えX=0であっても問題ない。ただし、直接"0"を指定した場合は、構文エラー。
・キャパシタの値を数式の値で0とした場合は、回路開放として処理されるように改良。つまり"{ 0 }"または、"{
X }"という形式でキャパシタンスを与えX=0であっても問題ない。ただし、直接"0"を指定した場合は、構文エラー。
・抵抗の値を数式の値で0とした場合は、回路短絡として処理されるように改良。つまり"{ 0 }"または、"{ X
}"という形式で抵抗値を与えX=0であっても問題ない。ただし、直接"0"を指定した場合は、構文エラー。
・GMINというパラメータを、予約定数から削除。ユーザーパラメータとして使用可能。
・回路図エディタの "Autoplot Setup" メニューの "Smith chart" オプション選択におけるバグを修正。
・"I" または "V"がつけられたユーザー・パラメータ名を使った数式処理のバグを修正。
バージョン[8.10] の機能アップ・変更項目概略
・モデルライブラリの拡張(26,000パーツ以上)
・.FUNCコマンドの機能アップ。引数8、ネットリスティング16レベル。.FUNC構文を使うすべてのベンダー・モデルに対応。
・アナログビヘイビア数式中で、 I(Rx), I(Cx), I(Lx), I(Dx)の電流変数が使用可能に改良。
・部品選択ダイアログの検索機能の向上2点。
・シンボル選択ダイアログのシンボル検索機能に関するバグ修正。
・シンボルライブラリのアップデート。
・ドキュメント類の改訂。
・モデルOPAMPU(ユニバーサルOPアンプ)のコモンモードレンジにおける収束性のバグ修正。
バージョン[8.09] の機能アップ・変更項目概略
・ヘルプ・マニュアル更新(英文および和文:ユーザーズ・ガイド8.0b,リファレンス・マニュアル8.09)
・部品属性ダイアログの"Model File Link" "Open"ボタン機能のバグ修正。
・回路図ファイルと同じディレクトリに置かれたモデル・ファイルはパス指定不要に変更。
バージョン[8.08] の機能アップ・変更項目概略
・TOPSPICE.INIコンフィギュレーション・ファイルの[TopSpice]セクションに、PDFViewCommandパラメータ・オプションを追加。入力例:
PDFViewCommand="C:\Program Files\Adobe\Reader 10.0\Reader\AcroRd32.exe"
(ヘルプ・ファイルが開かない場合には、TOPSPICE.INIコンフィギュレーション・ファイルに上記行(使用PCによりパスや実行ファイルは変わります)を追加することで不具合解消。)
・回路図エディタの「Autoplot Setup」メニューにおける「FFT」オプションのバグ修正。
・複数インバータ・ゲートのシンボル表示のバグ修正。
・回路図エディタの階層化ブロックのリンクに関するハンドリングの改良とバグ修正。
・特定条件下での回路図エディタのパート・モデル・リンク編集に関するバグ修正。
・TopViewのスクリプト・ファイル実行についてのバグ修正。
・モデル・データベースにおいて、Passive devices, RF components, System blocksのファイルが開かなかったバグ修正。
・いくつかのモデル・ライブラリをアップデート。
バージョン[8.06] の機能アップ・変更項目概略
・リテルヒューズ製のサイリスタと回路保護パーツをモデル・ライブラリに追加。
・.ALTER解析と.WC解析を同時に行った場合のシミュレータのバグ修正。
・回路図エディタで"Tools|User Part"機能実行時の最終オープン・フォルダを記憶するように修正。
・回路図エディタのシンボルライブラリを更新。
バージョン[8.05] の機能アップ・変更項目概略
・回路図エディタの半導体シンボル・ライブラリを更新。
・回路図エディタの"Tools|User Part|New"機能に関するバグ修正。
・特定の条件下での.FUNC ステートメント処理におけるバグ修正。
・特定の条件下でのHelp>Aboutメッセージにおけるバグ修正。
・回路図エディタの"Autoplot Graph Setup"ダイアログのDescriptionとY軸ラベルのバグ修正。
・TopViewのディジタル信号上のカーソル機能のバグ修正。
・モデル追加(オフセット入力ピン付きA/D 3-bitコンバータ:ADC3BIT_IO)
・回路図エディタの"Insert|Part"ユーザー部品機能に関するバグ修正。
バージョン[8.03] の機能アップ・変更項目概略
・入力オフセットピンを持つA-D3ビットコンバータ・モデルを追加。
・#AUTOPLOTコマンドによる変数表示を、ユーザー指定順に固定。シミュレータ側による自動変更を禁止した。
・#AUTOPLOTコマンドのX軸変数オプションにおけるある条件下におけるバグ修正。
・#AUTOPLOTコマンドのX軸変数に、複素変数式が入力可能となった。例.X=M[{数式}]
・#CALCコマンドにおいて変数={数式}のフォーマットが使用可能になった。
・.STEPの変数読み込みのバグ修正(8.02のみ)
・.SENS解析のBJTのISパラメータにおけるバグ修正。
TopSPICE/Win32バージョンアップ履歴
最新バージョン[7.19z1](旧製品)の機能アップ・変更項目概略
・回路図エディタのAUTOPLOTのネットリスト化に関するバグ修正(変数名、数式が長い場合)。
・ポストプロセッサ・コマンド#AUTOPLOT AC name={expression} に関するバグ修正。
・非線形磁気コア・モデルのGAPパラメータ処理に関するバグ修正。
・ACMパラメータをもつMOSFETモデルの処理に関するバグ修正。
・IF( )関数を含む数式計算に関する特定条件下におけるバグ修正。
・ユーザー作成のパーツ・ライブラリのリンク機能に関するバグ修正。
・ワーストケース解析における.STAT PARAM構文のバグ修正。
・レベル3ダイオードモデルのデフォルトのモデルパラメータ表の間違いを修正。
・TopViewの#AUTOPLOTコマンドをテキストファイルから参照したときのバグ修正。(YLABEL=コマンドの位置など)
・DtoAインターフェイスのZステートに関するバグ修正。ある条件下で過渡解析エラーを起こす場合があった。
・ショットキー・ダイオードのシンボルのエラー修正。
・CMOSライブラリモデル(74x595 と 74x597)のエラー修正。
・ポストプロセッサ・コマンドの#WRITEDATA に関するバグ修正。
・回路図エディタについて若干の機能拡張。
・特定条件下で回路図エディタのヘルプ表示がエディタ操作を妨害する不具合修正。
・回路図エディタの [Tools]-[Renumber]メニューコマンドのバグ修正。
・回路図エディタにおいて別ページにペーストする場合のバグ修正。
・回路図エディタのウィンドウのリサイズに関するバグ修正。
・回路図エディタにおいてバージョン5.80以前の回路図ファイルをロードする場合のバグ修正。
・TopViewにおいて解析タイプが一致しない#MEASURE コマンドを無視する設定に変更。
バージョン[7.19p]の機能アップ・変更項目概略
・ダイオードモデルのモデルパラメータMについて、1以上の値がとれるように拡張。
・.ALTERコマンドにおけるサブサーキット半導体の処理に関するバグ修正。
・DC動作点収束アルゴリズム改良。
・7.19a〜7.19lのみに発生するR素子のMパラメータの処理に関するバグ修正。
・7.19jおよび7.19kのみに発生する回路図エディタのラバーバンド機能に関するバグ修正。
・特定の条件下でWindows Vista/7 64-bitにおいて発生するネットリスト内数字を認識しないバグを修正。
・回路図エディタにおいて、配線上に2端子素子を配置すると、素子が配線を押しのける形でその場所に挿入される機能が追加。
(挿入した素子を、軽く一度平行移動して元に戻すと、完全な配置状態になります。)
・回路図エディタに関するいくつかのマイナーなバグ修正。
・回路図内に記述するテキスト(コマンドやコメント用)について、上下位置関係どおり正確にネットリストに記述するように変更。コマンド抽出に際して、行頭のスペースは無視するよう変更。
・回路図エディタに部品のリナンバー・メニュー追加。すべての部品のリファレンス番号を1からの連番に変更。[Tools]-[Renumber Parts]
・ノイズ解析.NOISEに総合出力ノイズ変数VTNOISE追加。ONOISE,INOISEについて、他のSPICEとの互換性向上のため表記法追加。
・TopViewのショートカット・キー追加。特定のメニュー選択なしでCtrl+Ins([Edit]-[User Label|-[Add]),Ctrl+Del
([Edit]-[User Label]-[Delete]),F5([Plot]-[Redraw])
・EPC GaN パワーMOSFETsモデルライブラリ追加。
・HSPICEコンパチのビヘイビア電源E(vol='式')およびG(cur='式')追加。機能はvalue={式}と同じ。
・コンデンサの非線形モデルPOLY,PWL,TABLEおよびインダクタの非線形モデルPOLY,PWLにおいて実数以外に数式が使用可に。
・いくつかのモデルライブラリへのモデル追加とバグ修正。
・B(GASFET)素子における電流出力データのバグ修正。
・ダイオード(レベル3 HSPICEコンパチ)モデルにおけるバグ修正。
・BSIM3 CLCパラメータが0のときの処理にかんするバグ修正。
・数式に複数の変数を使用した場合の処理に関するバグ修正。
・TopViewでCSDFファイル(他のシミュレータなどの解析データ)を開くときに特定のシミュレータのデータで発生する問題を修正。
およびデータに添付のサブタイトル表示機能追加。
・アナログ・デバイセズ・ベンダー・モデルライブラリにモデル追加。
・OPアンプMC33201とボルテージ・レギュレータ LT1009 ,LT1009XYのバグ修正。
・P型半導体におけるピン電流変数の符号をN型と同じに流れ込みを正に修正。
・オペアンプ・ライブラリに改良汎用モデルOPAMP追加。フローティング電源動作をサポート。
・新たにユニバーサル・モデルOPAMPUと単純化モデルOPAMPS追加。いずれもデータシート値による特性設定とフローティング電源動作をサポート。
・コンパレータ・ライブラリに改良汎用モデル追加。
・ISW(電流制御ヒステリシス・スイッチ)モデルのバグ修正。
バージョン[7.19a]の機能アップ・変更項目概略
・TopViewにユーザー・ラベル機能を追加。メニュー・バーより[Edit]-[User Label]-[Add]で入力する。出力変数そのままではなく独自のラベルをグラフ内などに付けたい場合に使用。マウスのドラッグで自由に位置を指定可能。
・コンパレータのモデル・ライブラリCOMP.LIBをアップデイト。
・特定の条件下において有損失伝送線路モデルLTRAを使ったシミュレーションがエラーとなるバグを修正。
・.PRINT AC <位相変数> のコマンドにおけるバグを修正。
・.MODELステートメント内のPSpice構文AKO:フィールドを無視し、出力ファイルに警告メッセージを出力するように変更。(互換性対策)
この場合の回避方法は、二重のパラメータに対しては後のパラメータが使用されるので、AKOモデルからパラメータをコピーして、現在のモデル・パラメータ・リストの前に配置する。
・特定の条件下における回路図エディタのシンボル・インデックス機能のバグを修正。
バージョン[7.18h]の機能アップ・変更項目概略
・AC解析結果の出力値の計算精度を向上。 非常に小さな差電圧や素子電流の精度向上のため。
・回路図エディタの[Edit]-[Paste]機能のマイナーなバグを修正。
・HSPICE構文との互換性のため、CとRのステートメントにC=値およびR=値特性が使用可能となった。
・スミスチャート機能が、正規化された複素インピーダンスをプロットするとしたドキュメントを修正。プロット変数がZで始まる場合のみ正規化される。
・いくつかのモデル・ライブラリのエラーを修正。
・特定の条件下で、繰り返しのない単発のシミュレーションをパラメータを変えて行った場合と、.TEMPのような繰り返しコマンドを使った場合の結果に差がでてしまうバグを修正。
・ダイオードのモデルパラメータCJOに加えてCJ0も使用可能に変更。
バージョン[7.18]の機能アップ・変更項目概略
・回路図エディタの部品シンボル選択ダイアログに、自動検索機能追加。
・特定のシムテムでの、回路図作成時のペンシル・カーソルのバグを修正。
・ダイオードモデルにおけるモデルパラメータRSHの初期値を、1E12から0に変更(標準SPICEとの互換性のため)
・グローバルなダイオードモデルのパラメータRSHを設定するオプション・パラメータDRSHを新規作成。初期値は0。(使用例.OPTION DRSH=1E12)
・.PROTECTと.UNPROTECTの間に書かれているステートメントは、出力ファイルに書き出されないように変更。
・PSpice独自の過渡解析オプションコマンドSKIPBPをUICと同等と認識するように変更。(互換性のため)
・表形式のアナログビヘイビア・モデルにおけるGSMOOTH オプションの初期値を0に変更。
・カウンタモデルUCOUNTのRCO出力の論理を変更。カウント0またはフルカウントからカウント開始時のエラー防止。
・モンテカルロ解析のトレースのラベルが、解析実行番号と対応するように変更。標準値:@MC#0,統計値:@MC#1〜
・ リニアテクノロジー・ベンダー・モデルライブラリ拡張
・受動素子サブサーキット用シンボルXR,XC,XL追加。
バージョン[7.17e]の機能アップ・変更項目概略
・特定条件下でディジタル/アナログ・インターフェイス素子がおこす収束エラーのバグ修正。
バージョン[7.17d]の機能アップ・変更項目概略
・特定条件下での回路図保存に関するバグ修正。
・高温の条件で歪み解析.DISTOを行う場合のバグ修正。
・4端子BJTシンボル(QNPN4 と QPNP4)追加。
バージョン[7.17b]の機能アップ項目概略
・TopView の"Measure maximum value" ダイアログのウィンドウタイトル表示のバグ修正。
・回路図エディタ・ラベル・エラー検査を、最初のエラーメッセージのみ表示するように変更。(メッセージの「暴走」を避けるため)
バージョン[7.17a]の機能アップ項目概略
・BSIM3 MOSFET モデルのパラメータU0があらゆる数値をとれるようになった。
・他のE電源とG電源を流れる電流I(Ex)やI(Gx)を、ビヘイビア電源EB、GBの入力変数として使用できるようになった。
・Vista x64において、INIファイルからMAXMEMパラメータをロードする時の不具合を修正。また、シミュレータのMAXMEM値を50MBに増加。
・HSPICE独特の.LIBコマンド・フォーマットが指定され、かつ現在のワーク・フォルダにライブラリがないとき、TopSPICEデフォルトのライブラリ・フォルダを検索する機能追加。さらにHSPICE独自の.LIBコマンドのネスト機能にも柔軟に対応するように機能追加。
バージョン[7.16c]の機能アップ項目概略
・特別な収束支援アルゴリズムを使用するDCスイープ・コマンドにおけるバグを修正。
・.STEP TEMPコマンドのバグを修正。.TEMPコマンドの結果と一致するようにした。
・ノード番号表示が有効になっていない場合に、ノード番号をFINDで捜そうとした場合のバグを修正。
・回路ファイルエディタにおいて、オリジナルのテキスト・フォーマットが何であれ、Windows/DOSフォーマットに変更して保存するように改良。
バージョン[7.16b]の機能アップ項目概略
・ユーザーが、PWL信号源の時間のパラメータについて増加していない設定をした時に、エラーメッセージを表示。
・回路図エディタで回路図を図形として保存した場合に、特定の条件下でタイトル部の表示に乱れが発生するバグを修正。
・特定の回路図シンボルが、ズームレベルによりまれに表示上の不具合が発生するバグを修正。
・TopViewにおいて、グラフ目盛りをユーザーが不適切に設定した場合の特定の条件下で発生するバグを修正。
バージョン[7.16]の機能アップ項目概略
・アナログ・デバイセズとナショナル・セミコンダクタのベンダー・モデル・ライブラリを拡張。
・CMOSとTTLファミリーのモデル・ライブラリを更新。
・シミュレータ・ビヘイビア式にRND関数を追加。.OPTIONのパラメータにRNDSEEDが追加された。これによりランダム・ジェネレータに対して、シード値を与えることが可能。
・TopViewに、スクリプトファイルに書かれたポストプロセッサ命令コマンドを実行する新しい "Tools|Run Script File"メニューコマンドを追加。
・新しいTopViewポストプロセッサ・ステートメントとして、#RUNSCRIPTを追加。TopVIEWで指定されたスクリプトファイル内のポストプロセッサ命令の実行を指示。
・新しいTopViewポストプロセッサ・ステートメントとして、#WRITEDATAを追加。指定された変数をテキスト形式でファイルに書き込む命令。
・TopViewポストプロセッサ・ステートメント#MEASURE DELAYに、RISEとFALLオプションを追加。メニュー・コマンドでは"Measure
Spec|Delay"から実行可能。
・TopView式に、URAMP(x)関数を追加。もしx>0ならばxを、さもなければ0を返す。
・英文マニュアル、オンラインヘルプの更新。
バージョン[7.15f]の機能アップ項目概略
・シミュレータで使用する式の論理演算子、関係演算子の優先順位をPSpiceと一致するように変更。優先順位は、(1)論理演算子(2)関係演算子(3)その他の演算子。数式同様、カッコを使うことによってより明確化できます。
・binned MOSFETモデルに対するALTERコマンドの処理に関するバグ修正。
・回路図エディタのデフォルトのシンボル値属性のバグ修正。
・いくつかのフォト・カプラーのモデルに関するエラー修正。
バージョン[7.15a]の機能アップ項目概略
・Windows Vista仕様に合わせるため、デフォルトのユーザー・プロジェクト・フォルダの位置変更。"[Program Files]\TopSPICE\Circuits"->"[User
Documents]\TopSPICE\Circuits" Vistaユーザーはマニュアルで回路ファイルを移動することを推奨します。
・上記同様にデフォルトのユーザー・モデル/ライブラリ・フォルダの位置変更。"[Program Files]\TopSPICE\Lib"->"[User
Documents]\TopSPICE\Lib"
・AvagoのRFトランジスタとダイオードをライブラリに追加。
・回路図エディタ・シンボル定義へ、シンボル名デフォルト値を表すV[text]構文を追加。(シンボル自作時に使用)
シンボル・エディタ"Tools|Symbol Utilities" "Edit"メニューに"part"オプションを追加してこれをサポート。
・回路図エディタのタイトルブロックの表示改良
・sin信号源において負の遅延値を指定可能に改良
・特定の回路における過渡解析の収束性を改良
・サブサーキット定義内における.OPTIONステートメントの使用を可能に改良
・TopViewおよび#CALC構文において、式内にユーザー設定パラメータを使用できるように改良
・英文マニュアル、オンラインヘルプの更新
・その他マイナーバグ修正
バージョン[7.13c,7.13]の機能アップ項目概略
・汎用IGBTモデルをライブラリに新規組込:データシート値を直接使用可能
・HSPICE[tm]構文互換性強化:コンデンサ、抵抗、ダイオード、BJT、JFET、MOSFETのパラメータ値をユーザー・パラメータ名で表示可能に改良
・ビヘイビア電源素子構文内で、算術演算子(+や−など)をノード名とデバイス名として使用可能に(PSpice[tm]互換性)
・SPICE3/XSPICEとの構文互換性強化:従来の.TEMP 75に加えて.OPTION TEMP=75が使用可能に
・グラフ表示時に、カーソルをグラフのない部分にも表示可能に:Ctrl+マウスクリック
・その他マイナー改良
・欠陥のあったB-B製OPA227モデルをTI製モデルに置き換え、TIモデルOPA725追加。(ver.7.13b)
・パラメトリック解析時の実行回数表示と保存情報のバグ修正
・テーブル関数使用時の()一致チェック機能のバグ修正
・回路図エディタで、ペースト中に移動コマンドを実行する特定条件下で、プログラム・クラッシュが発生するバグを修正(ver.7.13c)
・WindowsOSの並べて表示を実行したときに、TopViewプログラムの特定条件下で、プログラム・クラッシュが発生するバグを修正(ver.7.13c)
バージョン[7.12f]の機能アップ項目概略
・いくつかのディジタルCMOS,TTLファミリー・モデルに関するエラー修正
・回路図エディタにおける出力変数のリスト数が多い場合のエラー修正
・回路図エディタにおけるラベリングとサイズに関するバグ修正
・回路図リビジョンに改訂時間追加
・HSPICE互換のINTとPOW関数追加
・DC動作点電圧解析収束アルゴリズムの改良
・ユーザー・パラメータの重複設定禁止
・74x165, 74x123モデルのバグ修正
・I/Oピンシンボル入力時のバグ修正
・その他のマイナーバグ修正
バージョン[7.12]の機能アップ項目概略
●シミュレータ本体
・電源ステップ収束アルゴリズムの拡張
・インクルード・ファイルがない場合、\Libフォルダを自動的にチェック
・SPICE3コンパチブルの電圧制御ヒステリシス・スイッチ・モデル追加
・.PROBE/.SAVE コマンドによる選択変数にトランジスタの電流を指定可能
・その他バグ修正
●その他
・モデル・ライブラリの素子数を19,000以上に拡張
・オープン・ループ・ゲイン測定用マクロ追加
・回路図シンボル・ライブラリの拡張
・#CALCコマンドの式変数に繰り返し解析の回数番号を指定可能(例.V(out)@2)
・英文マニュアルの更新
バージョン[7.11]の機能アップ項目概略
●シミュレータ本体
・HSPICE互換のMOSFETの"model binning"サポート
・HSPICE用ICファウンダリ・モデル・ライブラリへの対応
・HSPICE互換の抵抗のビヘイビア・モデル表現
・HSPICE互換のコンデンサのビヘイビア・モデル表現
・ワーストケース解析コマンド(.WC)新規追加
・G電源に抵抗によるビヘイビア表現を追加
・AM信号源の追加(HSPICEとの互換構文も可能)
・意図的にDCパス・エラーを解除するオプション・パラメータNODCPATH追加
・ディジタル・シミュレーションのオプション・パラメータDIGFREQ追加
・E,G電源にPOWERオプション追加
・HSPICE互換のサブサーキット・パラメータの指定ルール追加
・HSPICEネットリスト互換ワードの追加 : AGAUSS,HERTZ,TEMPER,TEMPK
・予約定数の追加 : PI,CHARGE,EPS0,BOLTZ,GMIN
●回路図エディタ,回路ファイル・エディタ
・ワーストケース解析セットアップメニュー
・フラット・ネットリスト・コマンドの追加 : 階層構造のフラット化
・選択した回路図部品を中心とするズームインとズームアウト機能
・EPOWER,GPOWERシンボルの追加
●その他
・英文ドキュメント、和文ドキュメントの更新